伝統工芸をどう守り継ぐかは、台湾でも深刻な問題だ。そんな中、新しい取り組みを始める老舗もある。ガラスの回収・リサイクルを専門とする〈春池玻璃〉は、2017年に廃ガラスを利用したプロジェクトを立ち上げ、ブランド〈春池玻璃 Spring Pool Glass〉をローンチ。
一方、台湾のデザイン研究所と日本の〈中川政七商店〉、そして〈method〉がタッグを組んで支援したのが鶯歌の窯元〈新旺集瓷〉だ。1年半の歳月をかけ、20年末に誕生したのは〈KOGA−許家陶器品〉。いずれも日々の暮らしに寄り添うデザインが魅力とあって、台湾土産にも。