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台湾最新トピック「老舗の新ブランド」編。新ブランドを立ち上げた老舗メーカーの挑戦

台湾へ旅行に行くならぜひチェックしたい最新トピックを紹介!本記事では、伝統工芸を守り継ぐ、台湾の老舗ブランドを紹介。

photo: MEGUMI (Wonder.land, Easy Card) / text: Ai Sakamoto / coordination: Kuo, Taiyen

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伝統工芸をどう守り継ぐかは、台湾でも深刻な問題だ。そんな中、新しい取り組みを始める老舗もある。ガラスの回収・リサイクルを専門とする〈春池玻璃〉は、2017年に廃ガラスを利用したプロジェクトを立ち上げ、ブランド〈春池玻璃 Spring Pool Glass〉をローンチ。

ガラスブランド〈春池玻璃〉
1981年創業の〈春池玻璃〉が展開する再生ガラスを用いたブランド。デザイナーや専門家と協働するプロジェクト〈W春池計畫〉以外に、企業とコラボした商品も。

一方、台湾のデザイン研究所と日本の〈中川政七商店〉、そして〈method〉がタッグを組んで支援したのが鶯歌の窯元〈新旺集瓷〉だ。1年半の歳月をかけ、20年末に誕生したのは〈KOGA−許家陶器品〉。いずれも日々の暮らしに寄り添うデザインが魅力とあって、台湾土産にも。

陶器ブランド〈KOGA-許家陶器品〉
窯元である許家が受け継いできた歴史や鶯歌の景色に由来し、かつ台湾の食卓に馴染む鶯白・ホワイト、丹青・グリーン、協興紅・レッド、窯黄・イエロー、尖山黒・ブラックの5色を展開。

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