亀井智(スタイリスト)
Q1
あなたは「定番(スタンダード)」をどのような言葉として捉えていますか?
A1
個性が出る、または出しやすいもの。だからこそ好きに着る、自然体で着るようにしています。
Q2
あなたが愛用している「定番」アイテムは何ですか?
A2
古着。中でも特にカルチャーがあるもの。例えば1950〜60年代のオープンカラーシャツとかボタンダウンシャツなど。古着は比較的買いやすく、衝動買いできる点や着こなしのお手本があるところが魅力。歴史もあって普遍的なので、気分によって寝かせたり起こしたりできるのも面白いところですね。
Q3
最近「新・定番」として手に入れたアイテムは何ですか?
A3
〈ベルベスト〉のスーツ。実はポケットが多くて機能的ですし、スーツを着ると気分が上がります。仕事柄あまり着る機会はないですが、週に1度くらいは、さらっと着たいですね。
古着のオープンカラーシャツやボタンダウンシャツ。
カジュアルに着たい〈ベルベスト〉のスーツ。
川上淳也(SEVEN BY SEVEN デザイナー)
Q1
あなたは「定番(スタンダード)」をどのような言葉として捉えていますか?
A1
ものでも着こなしでも、普段のスタイルに違和感なく自然に溶け込むこと。また、スタンダードであるには、タフさが必要。
Q2
あなたが愛用している「定番」アイテムは何ですか?
A2
〈カーハート〉のアクティブパーカ。僕がアメリカに住んでいた時から、サープラス(ミリタリー)ショップなどで売られていたので、常に身近にある存在でした。タフさや経年変化の面白さ、ボロくなってもカッコいいのが魅力。ダック生地は、デニムと同様に着込むほどに愛着が湧きます。
Q3
最近「新・定番」として手に入れたアイテムは何ですか?
A3
古着の〈RUSTLER〉のブラックジーンズ。ヒップポケットのアーキュエイトステッチやリベットもない、程よいシルエットが魅力。いい意味でブランドの主張がない、ミニマルなデザインに惹かれました。自分にとっては、今ちょうどよく、面白い一品です。
タフさが魅力の〈カーハート〉のアクティブパーカ。
古着で買った〈RUSTLER〉のブラックジーンズ。
江口大介(〈江口洋品店/江口時計店〉店主)
Q1
あなたは「定番(スタンダード)」をどのような言葉として捉えていますか?
A1
常に身近にあり、使いやすいもの。スティーヴ・ジョブズの定番の着こなしにグッときて以来、夏はモックネック、冬はタートルネック。仕事柄、きちんとした見た目を求められるので、首回りが詰まった服が定番です。
Q2
あなたが愛用している「定番」アイテムは何ですか?
A2
〈荒井弘史靴研究所〉のビスポークシューズ。本当に満足な仕上がりで、最高の履き心地と普遍的な佇まいです。足に馴染んでいく過程を荒井さんと一緒に作れたことも、思い入れが深くなった理由。多くを主張しない存在感で常に私の名脇役です。
Q3
最近「新・定番」として手に入れたアイテムは何ですか?
A3
〈タイガタカハシ〉のデニムセットアップ。魅力は、スタンダードであることに加えて、拵(こしら)えがきれいなデニムのセットアップというところ。スーツではないセットアップの着こなしが、好きになりました。上下の合わせを考えなくて良いし、きちんとした見た目も手に入り一石二鳥です。
〈荒井弘史靴研究所〉で作ったビスポークシューズ。
〈タイガタカハシ〉のデニムセットアップ。