ローマの休日
'53/米
「その時代に生きていないのに、なぜか懐かしさを感じて沁みた。人の心にある普遍的な何かを描いているのではないでしょうか」Heidi(24)男性/BRUTUS.jp
トゥルーマン・ショー
'98/米
「自分の人生が世界に配信されているという、実際にあったらぞっとするシチュエーションだが、ジム・キャリーの演じる天真爛漫なキャラクターのおかげでクスッとしながらも、どうかその世界から脱出してほしいといつの間にか真剣に応援しながら観た記憶。当たり前と思っていた環境から抜け出すことへの恐怖、未曾有の世界へ踏み出す勇気など、強く心に残っている」NK(40)女性/Filmarks
ゴースト/ニューヨークの幻
'90/米
「たとえ死んでゴーストになってしまっても、ただ愛する人を守る。真っ直ぐな愛が沁みる」もとき(35)男性/BRUTUS.jp
グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
'97/米
「人との出会いの素晴らしさが伝わる映画。それぞれの運命があり、どう生きていくのかは自分次第。 ラストがとてもいい」ぽむ吉(29)女性/BRUTUS.jp
ライフ・イズ・ビューティフル
'97/伊
「父の、息子に対しての絶対的な愛。最後の最後まで息子の心を守り息子が笑って生き残れる。父の最後のシーンは、思い出すだけで涙が止まらなくなる。父親愛の最高傑作」ペペロン・チーノ(55)男性/Filmarks
素晴らしき哉、人生!
'46/米
「生きていくことの難しさと生きていくことの喜び、そのどちらもあって人生とは素晴らしいものだと教えてくれる作品。舞台はクリスマスだが、いつ観ても良いものだと個人的に思う」Yucky1018(44)男性/Filmarks
aftersun アフターサン
'22/英・米
「直接的に映されることのない父親の孤独や憂鬱さ。 大人になろうとする娘との、ひと夏の思い出を通してそれを見ることで、観て聞いて頭で理解するよりも、より心にぐっと刺さり、しばらく抜けない棘になった」なっち(26)女性/BRUTUS.jp
カモン カモン
'21/米
「大人と子どもの対話を軸に進む作品。ホアキン・フェニックス演じる主人公が、子どもたちを対等な人間として扱い、静かに言葉を投げかける姿がよかった。エンドロール後に表題がすとんと腑に落ちる」もち(27)女性/Filmarks
パスト ライブス/再会
'23/米・韓
「12歳、24歳、36歳。12年に1度、人生が交錯する2人。そのときどきのライフステージや思い、決断に、自身の人生を思わず重ね、「自分事」のように見入ってしまいます。言葉も映像もすべての瞬間が尊くて愛おしい、沁みる映画です」くるみこ、女性/Filmarks
コーダ あいのうた
'21/米・仏・カナダ
「耳の“聞こえない”両親が主人公の歌を“聴く”シーンで気づけば涙が流れてました。家族愛の映画はどうしても沁みてしまいます」NAnA(26)男性/Filmarks
マリウポリの20日間
'23/ウクライナ・米
まさに2024年の今、観るべき作品。ロシアのウクライナ侵攻が始まってからはや2年。ウクライナへの意識が薄れつつあったが、改めて彼らのことを思わなければならないと思わされた」チーコ(24)女性/BRUTUS.jp
枯れ葉
'23/フィンランド・ドイツ
「じわじわと、思い出しては愛おしくなる映画で、気づけば3回映画館へ足を運んでいた。 絶妙なタイミングでかかる、女性デュオ・マウステテュトットの「悲しみに生まれ、失望を身にまとう」の辛辣で深い歌詞と独特のマイナー調のメロディは“沁みる”という言葉が最適。 ラストシーンの寄り添うでもなく歩く2人の距離感に、毎度胸が熱くなる」枯雲浮葉(35)女性/BRUTUS.jp
関心領域
'23/米・英・ポーランド
「目では平穏でとても美しい映像を見ているというのに、耳では不協和音が鳴り続ける、なんとも不穏な体験。この出来事が、現実と地続きだと伝える構成がズシッと沁みました」タクミ(29)男性/BRUTUS.jp
フェラーリ
'23/米
「倦怠期というにはあまりにも冷え切ったフェラーリ夫妻の関係の中で、意地とも思える無表情さを貫き夫のエンツォ・フェラーリを支えるラウラ夫人=ペネロペ・クルスの演技が沁みました」健三(30)男性/BRUTUS.jp
夜明けのすべて
'24/日
「主人公ふたりのことばにならない関係。ふたりを見守る人々。『夜についてのメモ』。フィルムの映像。すべてが温かく、心に馴染んで沁みわたっていく映画です」はな子(37)女性/BRUTUS.jp
フィールド・オブ・ドリームス
'89/米
「厳しかった父が野球部の仲間に焼肉をご馳走してくれたことや、最後の試合もこっそり見に来てくれていたことを思い出しました。お葬式でも泣けなかったのに心に沁みて、ボロボロ泣きました。父との繫がりを感じる大事な映画です」サードハウス(52歳)男性/川越スカラ座
キャロル
'15/米
「ラストシーン。“あなたが今何を感じているか言わなくてもわかる”というキャロルのテレーズへの信頼と思いが詰まったあのシーンに心を打たれました」たけ(28歳)女性/BRUTUS.jp
タイタニック
'97/米
「船内に水が入り、助からない人たちを讃美歌とともに描いた場面。老夫婦が身を寄せて最期まで添い遂げる。いつも気づいたら涙が出ています。死の恐怖に怯える妻の頰に優しくキスをして抱きしめる旦那さん。全体からしたら一瞬だが、2人の愛はこの曲とともに沁みます」Ray(女性)/BRUTUS.jp
ソナチネ
'93/日
「エンドロールが流れると同時に泣けてきて全然涙が止まらず随分困りました。気を抜くと1週間はあの海辺が甦(よみがえ)ってきて涙が出てきました。よくわからないけど胸がいっぱいだったんです。ほかに客のいない平日の夜に一度観たきりです。この先も観ないと思います」ミルキー(55歳)女性/伏見ミリオン座
プーと大人になった僕
'18/米
「“それは風船より大切なもの?”。プーのシンプルな言葉がとても心に響く。心身ともに疲弊していた時期にこの映画と出会い、癒やされ、助けられました。忘れていたものを呼び覚ましてくれるような優しい作品です」みい、女性/BRUTUS.jp
インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌
'13/米
「なかなか世に認められないミュージシャンの途方に暮れている感がやるせなく、心に沁みています。
オーディション時に放たれる“金の匂いがしねえなあ”という言葉は、折に触れて、自分に言われたように思い出されます」福田和美、女性/BRUTUS.jp
桜桃の味
'97/イラン・仏
「主人公に自殺を手伝ってほしいと言われた老人の長い昔話が沁みる。“死を置き忘れて桑の実を持って帰った”。死に呑み込まれそうになった時に救い出してくれるのは、あったかい緑茶とか風の冷たさかもしれない。生きることの輪郭みたいなものを教えてくれた一本」ロパーセニ・ポー/Filmarks
甘い生活
'60/伊・仏
「“聞こえないよ、聞こえないんだ”。砂浜でマルチェロに語りかける少女の声は、波音に消されてしまう。退廃的な日常を過ごしていく中で、純粋な気持ちを認識できなくなってしまった姿に沁みた」ワタナベトモヤ(24歳)男性/キネマ旬報シアター
オールド・ボーイ
'03/韓
「“獣にも劣る人間ですが、生きる権利はあるのではないでしょうか”の名セリフが沁みる」マーセロ アリッサ(27歳)女性/BRUTUS.jp
きみに読む物語
'04/米
「過去と現在どちらの時間でも、心から欲する人に思いが届かないもどかしさを痛感させられる。終盤、“それ 私たちね”。このたった一言で、報われる。涙腺崩壊。愛を貫き続けることの尊さを教えてくれる映画です」けんけん(31歳)男性/BRUTUS.jp
カモン カモン
'21/米
「何ともいえない主人公の男性と子供との距離の取り方が観ている側の共感を呼ぶような気がしました。大人の大変さも子供の寂しさも自分なりにわかってきたからこその沁みる映画でした」ennu(24歳)女性/BRUTUS.jp
生きる
'52/日
「余命宣告されて主人公がどう生きたかを描いたものだが、同様のテーマを描いたものと比較しても斬新なストーリー展開。今から70年以上前の作品とは思えない。また主人公のセリフはかなり少ないが、表情がセリフ以上に語っており、胸に迫るものがあった」Gein(43歳)男性/BRUTUS.jp
A.I.
'01/米
「フルタイムの仕事をしながらの子育て中は、自分の時間が欲しいと思っていました。そんな頃に観たので、男の子はお母さんが大好きなんだと再認識させられ、沁みました」Shingomama(66歳)女性/鶴岡まちなかキネマ
007/カジノ・ロワイヤル
'06/米・英・チェコ
「ボンドがヴェスパーを救うために走る姿が悲しく愛しい。毒入りカクテルを飲まされ瀕死の状態を救われたにもかかわらず、目を開けた瞬間の言葉が“(君は)大丈夫か?”。どれだけ大事に思ってるんだ!と観るたびにうっとなってしまう」ルッコラ(61歳)女性/BRUTUS.jp
6才のボクが、大人になるまで。
'14/米
「中学生の頃に父親に連れられて劇場で観賞した作品。成長していく主人公の姿に自分を重ねると同時に、“親離れしていく子供を見送る親の気持ち”をこの映画を通して知り、中学生ながら感傷的な気持ちになった」高橋力(24歳)男性/新潟・市民映画館 シネ・ウインド
あの頃。
'20/日
「僕も松浦亜弥が好きだったし、今もアイドルが大好きだし、ヲタ活できる友達とは今もずっと仲良く遊ばせてもらってるけど、いつかは離れ離れになるのかなーって思うこの頃、お別れの形が【あの頃。】みたいになるかもしれないと思うといろいろ考えが巡ってしまう」亀谷(34歳)男性/BRUTUS.jp
燈火(ネオン)は消えず
'22/香
「映画だからできる、消えてしまうかもしれない文化の記録を残したい製作者の気概が沁みた。すぐ香港のネオン看板を見に行きたくなった」ソフィー、女性/目黒シネマ
ブレードランナー
'82/米・香
「レプリカントの沁みるセリフ“おれはお前ら人間には信じられぬものをみてきた。オリオン座の近くで燃えた宇宙船やタンホイザー・ゲートのオーロラ そういう思い出もやがて消える時が来れば 涙のように 雨のように……”」vel04(61歳)男性/Filmarks
秋日和
'60/日
「母と娘が仕事帰りに待ち合わせ、とんかつ屋さんで食事する場面が沁みました。ビールも飲んで、お腹いっぱい食べながら、他愛のない会話をする。自分にはこの場面が、2人暮らしの母娘の、何ものにも代え難いささやかな幸せを象徴しているように思えました」小石川ミゾレ(41歳)女性/jig theater
マイ・ブルーベリー・ナイツ
'07/香・仏
「“ブルーベリーパイは悪くないよ。ただ、選ばれなかっただけさ。理由なんてない”。沁みたセリフです。選択肢が多すぎるがゆえに選ばれないことがある。それが人生。誰かにとっての大切な人になる日が突然訪れる。それも人生」ヤマサキゲンキ(27歳)男性/BRUTUS.jp
フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法
'17/米
「プロジェクト(低所得者用の公営団地)の子供3人が1つのアイスを食べるシーン。隣ではお金持ちそうな子供が親に買ってもらって1人1つ食べてる。分けて食べるアイスの方がめちゃくちゃおいしそう。そんなことってありますよね」見習いサンタ(42歳)男性/Filmarks
ニッポン無責任時代
'62/日
「会社員・平均(たいらひとし)の楽観主義で無責任な生き方が沁みました。これまで生真面目に生きてきましたが、それが災いして体調を崩してしまいました。平均は楽しそうで出世もしています。もっと適当にポジティブになりたいなと、感動しました」八百枝奈瑠(17歳)女性/新潟・市民映画館 シネ・ウインド
ガメラ 3 邪神(イリス)覚醒
'99/日
「ラストのガメラの立ち姿ですね。作中の敵イリスを満身創痍で倒した後、なお迫り来るギャオスの群れを察知しての自らを奮い立たせるような、覚悟を決めたような哀愁漂う姿に、漢(おとこ)を感じてしびれた記憶が残っています」ハナモゲル(52歳)男性/Filmarks
オールド・ジョイ
'06/米
「性愛のように深いと同時に友情よりも浅いような、ライカートが描き出す男2人の独特の関係性。いわば身勝手に社会から束の間逃避する2人の時間が、観ているこちらにもまるで温泉のように沁みる。ヨ・ラ・テンゴによる音楽も沁みる」光畑太平(29歳)男性/シモキタ‒エキマエ‒シネマ【K2】
セブン
'95/米
「一人静かに希望を捨てないサマセットの“この世界は美しい、戦う価値がある。後半部分には賛成だ”というセリフに奮い立たされた。ヘミングウェイの小説からの引用であるところも、知的で正義感あふれるサマセットらしくて痺(しび)れた」かなこ(30歳)女性/Filmarks
ポネット
'96/仏
「まだ幼い少女ポネットが、母親の死を受け入れられず友達の男の子とお墓の前で戯れるイタイケな姿がいじらしくココロに沁みたシーンです。幻なのか母親が現れ“人生を楽しみなさい”というメッセージを贈る。いつまでも励ましの言葉になっています」岐阜cinexを愛するmisaki(56歳)女性/岐阜柳ヶ瀬CINEX
エターナル・サンシャイン
'04/米
「ジョエルの記憶が崩壊していく中、“モントークで会いましょう”と恋人がささやきます。よくわからなかったのですが、複数回観るうちに遅れて心に沁みたのを覚えています。過去の中で語られる唯一の未来。思い出して沁みてます」さてとサラダ(42歳)男性/BRUTUS.jp
ポンヌフの恋人
'91/仏
「20代の頃、彼女とうまくいってない時期に観賞。オープニングのバイオリンが、自分の神経の線を奏でてる感じがしたと思った途端にどっぷり物語にシンクロ。恋愛の理想と現実を思い、沁みました。数年後、その彼女との新婚旅行でポンヌフ橋を訪れました」ルパン(56歳)男性/BRUTUS.jp
ダンサー・イン・ザ・ダーク
'00/デンマーク
「悲しいハッピーエンドが心に刺さる。私とセルマのハッピーエンドは一緒じゃないけど、誰かのハッピーを真に願った行動は間違いなく誰か、何かを救うって教わった。沁みる」磯谷俊幸(54歳)男性/BRUTUS.jp
グリーンブック
'18/米
「シャーリーが白人トニーに対して“黒人らしくもなく、白人でもないのならば、私は何なのだ!”と叫ぶのですが、帰国子女で外国人にもならず日本でも日本人らしくないと言われてきた私にはとても心に染みる言葉で心に残り続けています」おとぱ(22歳)女性/BRUTUS.jp
ファーザー
'20/英・仏
「母が亡くなった直後に公開されました。認知症目線で進むストーリーが新鮮だったのと同時に、母はこのような感覚だったのか……もっと早くこの作品が存在していれば、優しく接してあげられたのかもしれない。と胸が張り裂けそうになりました」スモック(45歳)女性/テアトル新宿
プラダを着た悪魔
'06/米
「色々なものを犠牲にしながら、自分にとって本当に大切なものに次第に気づいていく描写が沁みる。噴水に携帯を捨てるシーンは、今までの迷いや葛藤を捨てて生きる道を自分で決めた、強い精神を感じた」RYOYA(25歳)男性/BRUTUS.jp
ピンポン
'02/日
「スマイルが待ってるから、と試合に向かうペコ。その試合中に聞こえるスマイルの声……。何度観ても泣いてしまいます。いつまでも、ずっと憧れる2人の関係性です」エピ(23歳)/キネマミュージアム
転々
'07/日
「“幸せは来てることに気づかないくらいじんわりやってくる。でも、不幸はとてつもなくハッキリやってくる”。深いメッセージです」加藤英和(29歳)男性/Filmarks
シザーハンズ
'90/米
「“町でお金を拾ったらどうする?”という問いに“愛する人にあげる”という回答をするところが最高。間違ってるけど間違ってないこのジレンマ、それが引き起こす悲劇がとても沁みる作品だと思います。いい意味で、本当に心が元気な時じゃないと観られないです」夜永遊(29歳)女性/Filmarks
佐々木、イン、マイマイン
'20/日
「“佐々木”というどんな学校にも必ず一人はいるようなお調子者の誰にも見せない一面、あの時気づくことができなかった“あいつ”の悲しそうな顔が深く沁みました」ヒデロフスキー(49歳)男性/Filmarks
きみの鳥はうたえる
'18/日
「主人公と同じように朝までクラブで遊び回り深夜の静かさの中、友人と笑い合って家に帰る。学生とは違い少しずつ大人になる必要性を感じながらもその感情に抗(あらが)い続ける主人公たちの姿が当時の自分の心に深く沁みました」加藤三晶(32歳)男性/ナゴヤキネマ・ノイ
ホテル・ルワンダ
'04/英・伊・南アフリカ
「あのジェノサイドが起こった頃に青年海外協力隊として近隣国のマラウイに赴任していました。活動していた病院にルワンダ難民の患者さんが来たのを覚えています。アフリカの避けようがない民族問題を思い出しエンドロールで泣けてきました」でー(57歳)男性/シネ・ピピア
グロリア
'80/米
「少年のことがわずらわしいばかりだったはずが、逃避行を続ける中で徐々にグロリアの心境が変化。“母親になりたかった”。あのセリフとラストシーンが心に沁みました。ジーナ・ローランズに哀悼の意を表しつつ」まめ(56歳)女性/岐阜柳ヶ瀬CINEX
おとぎ話みたい
'14/日
「主人公のセリフ一つ一つが当時大学生だった私に沁み渡りました。大人になる過程の、繊細なのに荒々しい少女特有の複雑な部分が力強く主人公の言葉に乗せられているようで、今でもガツンと食らいます。私の中の女の子のための映画です」mrc.(32歳)女性/塚口サンサン劇場
道
'54/伊
「“道端の石ころだって何かの役に立っているんだよ”と綱渡り芸人イル・マットがジェルソミーナに向かって言うセリフがずっと心に残っています」ちーちゃん(56歳)女性/八丁座、サロンシネマ
横道世之介
'12/日
「生まれたての赤ちゃんを見たあと、用はないのに実家に公衆電話から電話をかけるシーンが大好きです。母親は家事で忙しいタイミングですぐ電話を切ってしまうのですが、大量に準備していた小銭を片づける時の世之介の嬉しそうな表情が沁みました」山田しょうじろう、男性/BRUTUS.jp
踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!
'10/日
「青島が言う“俺には部下はいない。いるのは仲間だけだ”というセリフが、とても心に刺さった。自分もその立場になった今、そういうことが言える大人になりたいと感化された映画」だーくろ(31歳)女性/BRUTUS.jp
アルマゲドン
'98/米
「封切りされた時は何の感動も覚えなかったのですが、数年前に観てびっくり。泣きました。家族を持ち、それぞれに対する愛おしさが変わると全く違って見えるんですね。主題歌で歌われてる相手も、彼女ではなく子供だと思うと感動が高まりました」sakura(61歳)男性/BRUTUS.jp
あなた、その川を渡らないで
'14/韓
「2人で落ち葉の掃除をしている時に、落ち葉を投げ合って遊ぶシーンや、夜ふと目を覚ました時、隣で寝ているおばあさんの顔をなでるシーン、手をつないでデパートに買い物に行くシーンなど、些細なシーンに老夫婦の愛が溢れていて心に沁みました」ミカミ(26歳)女性/目黒シネマ
二十四の瞳
'54/日
「作品については今さら何も言う必要はないと思います。途中何度も唱歌が流れます。これが沁みるポイントなのです。なんか自然と歌詞を口ずさみ、涙を流してしまいました。今年のデコちゃん生誕百年記念上映でのことです。やはり映画はスクリーンで観るものですね」MM(65歳)男性/シネマ・クレール
霧の中の風景
'88/ギリシャ・仏
「当時好きで観ていた娯楽映画とはまったく違った表現があることに衝撃を受けました。オープニングからラストまですべての映像が心に沁み渡りました。あそこまでの経験は後にも先にもこの映画だけです」植木偉友(59歳)男性/シネマ5
浮雲
'55/日
「戦後の混沌とした世界の荒波にうまく乗ることができない男と女の悲しさを名優・森雅之と高峰秀子が素晴らしい演技を見せてくれます。じわじわと沁み入ります」うさたろう(56歳)女性/キネマ旬報シアター
SONG OF EARTH/ソング・オブ・アース
'23/ノルウェー
「自然を前に、人は無力で、ただ底抜けに美しい自然が、ビルに疲れた私にじわじわと沁みました」ヒナ(18歳)女性/伏見ミリオン座
明日は日本晴れ
'48/日
「戦後間もなく、境遇の違う乗客が故障したバスを押す映画。みな戦争で傷を負った人々で、カーディガンやたばこなどの持ち物がバトンのように託されていくのがたまらなく好きです。何度も何度も“戦争のことは忘れましょう”と言うのが切実で泣けました」相馬光(36歳)男性/下高井戸シネマ
サマーフィルムにのって
'20/日
「学生最後の年だったこともあり“青春よ終わってくれるな(涙)”という気持ちで観たのを覚えています。青みがかった画面にサイダーのような爽やかさを感じながら、ラストには情熱がほとばしっている。青春の全部がある!」きらさつき(25歳)女性/伏見ミリオン座