都市型サウナの新しいかたち
今年、サウナの魅力を広めた個人や団体を顕彰する「サウナーオブザイヤー」受賞を果たしたのが「HUBHUB」(ハブハブ)。雑誌『BRUTUS』本誌のサウナ特集にもエディターとして参加した草彅洋平さんも認める、気の合う仲間同士で楽しめるサウナ室を備えた「リアルコミュニティプレイス」だ。
全国9,600施設以上ともいわれるサウナ施設のなかから選ばれたこのHUBHUBが日本橋人形町にオープンしたのは、2021年11月。以来、高級ベッドを備えたベッドルームやバーベキューグリルを備え、予約をすれば誰もが利用できる「遊べる宿泊施設」として注目を集めてきた。
なかでもHUBHUBが備えるサウナ施設は、天窓付きヒノキ張りのフィンランド式ヒーティングルームを備えた本格仕様。HARVIA製ストーブに白樺エキスを抽出した「ヴィヒタ水」を用いて、利用者自らがロウリュもできる。さらに夜は鮮やかなライティングシステムを活用し、幻想的な空間で外気浴と内気浴が楽しめるとあって、サウナオブイヤーの受賞も頷ける充実度を誇るのだ。
サウナのさらなる可能性はコミュニティにあり
そのHUBHUBが2023年春、上野・御徒町、川崎・新百合ヶ丘の2店舗を同時オープンする。これら2店舗とも、日本橋人形町とはコンセプトが異なる、さらに新しいサウナ空間を目指している。
まず、JR御徒町駅から徒歩3分の好立地に立つ「HUBHUB御徒町」は、いわば「サウナ×デジタルギャラリー」。2種類の貸し切りサウナとデジタルギャラリー、シアターステージ、カフェ、フィットネスジム等を併設する複合型温浴施設。これに対し、新百合ヶ丘の「HUBHUB新百合ヶ丘」のコンセプトは「水着で過ごすプールサイド・サウナパーク」。3種類のサウナとプール、ホテル、カフェ、BBQスペース、デジタルシアター、フィットネスジム、子供向けのプレイパークも併設した複合型宿泊施設となる。
1月からも注目のイベントが続々
これに先立ち、HUBHUB日本橋人形町では2023年1月、スペシャルサウナイベントの開催が決定している。サウナと瞑想を掛け合わせたHUBHUBでの寺サウナ体験や、“ととのい”の先を体験するBUTTERtokyoによる出張シーシャ、日本橋・スペインキッチンOCHOのオリジナルサ飯、The Sauna Stonesとのコラボグッズやフィンランド直輸入のサウナグッズ販売などさまざまな企画が用意されている。仲間同士、早めに予定を調整して、すぐに予約を!