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きたれ変態(マニア)さん!ロックTシャツ大好きっ子・坂本萌

「もはや変態」と言われるほどに熱中したもの、ありますか?ブルータスが全国で見つけたマニアさんを紹介!変態の世界は奥が深い。

初出:BRUTUS No.769「この本があれば、人生だいたい大丈夫。」(2013年12月15日発売)

photo: Ayumi Yamamoto / text: Shun Inoue / edit: Kaz Yuzawa

「ストーン・ローゼズ」「アークティック・モンキーズ」「MGMT」「ヴァクシーンズ」といった洋楽、「ハイスタンダード」「坂本慎太郎」「マイ・ウェイ・マイ・ラヴ」「ザ・バースデイ」などの邦楽。どちらもメジャーもインディーズも関係なしの、雑食系な坂本さんのロックTコレクション。基本が観賞用(&時々パジャマ)だから、好きも大事だけど思い出も大事で、何か感動することがあれば(主にライブが良かったり)追いかけていないミュージシャンでも買っちゃうんだとか。

ちなみに坂本さん自身は、楽器を手に取るも向いてないと気づいたため、バンド経験などは特になし。だけど現職の前は音響の仕事に就いていたから、ライブハウスに行くとついつい音響回りをチェックしちゃうという別の変態な一面も発揮。

ちなみに関係者ではなくファンとして純粋に音楽と関わりたいという想いから転職を決意したそうで、今は毎日がハッピーなんだとか(音楽関係の仕事はもうこりごり、とのこと)。今日も自宅に帰っては300枚以上あるTシャツたちを見ながら、思い出と共にニヤニヤ。音楽の世界を教えてくれたチバユウスケさんとTシャツを作れる日がいつか来ることを夢見ている。もしチバさんが記事を読んでいたら、近いうちに叶っちゃうかもね⁉

坂本萌さん
せっかくなので、コレクションしているTシャツに飛び込んでもらいました。300枚以上も集まると、余裕でその上に寝転ぶことも可能。ザ・ロックT的なダサいデザインから、イケているフォトTシャツまで、一枚一枚、坂本さんは思い出を語ることができるんだとか。スゴい!!!!

○きっかけ/ロックへの目覚めは、高校時代に聴いた「ミッシェル・ガン・エレファント」。そのあと音響の仕事に就き、色々なバンドのスタッフTをもらいハマる。

○観賞用/現在では300枚以上あるというTシャツだが、そのほとんどが着るというよりも観賞するためのもの。Tシャツを見て、ニヤニヤとライブの思い出にふけるのが坂本さんの最高の肴なんだとか。寝間着としても着用。

○ライブ漬け/月に3、4回はライブに行き、フェスもいくつか回るなど、そばには常に音楽が。別にあんまり好きじゃないミュージシャンでも、ライブが良かったりすると、ついつい感動してまたTシャツを買ってそう。

○Tシャツ好き/現在はロックT好きを生かせる(⁉)、〈ビームスT 原宿〉のスタッフとして働いている。