世は、芸人ラジオ戦国時代！ヘビーリスナーが語らうお笑い番組の今〜後編〜

ナイツはTBSラジオの土曜の4時間ワイド『ちゃきちゃき大放送』のイメージが強いけど、昨年9月にスタートした『ザ・ラジオショー』も要注目。週に4日、冒頭30分間のフリートークが贅沢！

日替わりパートナーも良い味を出してる。個人的には安藤なつさんが好き。ツッコみたくなるところは多いけどグダグダにならない。

金曜日の『ザ・ラジオショー』は中川家が担当ですね。2人は架空のローカルCMを作るコーナーが面白かった『オールナイトニッポンPremium』や『DAYS』の頃と雰囲気が変わらないのが嬉しい！

中川家はほかの芸人のことも気にかけていて、ダニエルズのYouTubeもよく観ています。

文化放送は勢いのある若手の番組が充実してますね。『チョコレートプラネットの東京遊泳』はトークが面白いし、パロディAVをリスナーに紹介してもらうコーナーもあって、本当に楽しそう。

『有吉の壁』（日本テレビ系）で人気の芸人は強いね。

確かに！『壁』によく出ているパンサーの向井（慧）さんの『チュウモリ「＃むかいの喋り方」』は名古屋のCBCラジオの番組だけど、全国で聴かれているそう。山崎怜奈さんや髙橋ひかるさんもファンを公言してます。

『和牛のモーモーラジオ』は落ち着いてるし、上品さもある。深夜放送だけど日中でも楽しめる番組だね。『宮下草薙の15分』は2人の喧嘩を聴いてるみたいで好み（笑）。15分っていう時間が絶妙。

JFNで『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』は牙城を築いているイメージ。有吉さんのイジリに対する返しが面白い芸人が売れていく（笑）。

アルピーやデンジャラス・安田さんの返しは絶品。

キツイことを言っても炎上しないし、毒のあるネタが送られてきた時にそのネタを書いたゲスナー（この番組のリスナーの通称）の方を叱るから、うまいよね。

大阪は芸人のキャラクターが際立った番組が多いよね。

FM大阪の『よしもとラジオ高校〜らじこー』は現在は見取り図、学天即、藤崎マーケット、祇園が出ていて、3年前まではかまいたち、5年前までは天竺鼠も出てた。藤崎マーケットはひと世代上だからか、トークが安定してる。

ABCラジオなら、『上沼恵美子のこころ晴天』。共演はシャンプーハットのてつじさん、モンスターエンジンの西森洋一さん、北村真平アナウンサー。最初の1時間はほぼフリートーク！

特にM-1グランプリの翌日は上沼さんの感想が聴けて貴重。

ダイアンの『よなよな…』はダイアンが東京の吉本所属になっても大阪から放送していて、ギャロップの林健さんのほか、関西芸人イジリも健在。ミルクボーイも可愛がっていて、M-1で優勝した時は心から喜んでた。

ミルクボーイは『やすよとともこのOFFMODE』の2人にも可愛がられてます。

M-1優勝後に『ミルクボーイの煩悩の塊』がスタートしましたね。当初は『プロテインラジオ』（駒場孝さんが体を鍛えているから）という名前だったけど、「ダサい」という理由でこの名前に。

『霜降り明星のだましうち！』は全国向けの『オールナイトニッポン0』に比べると関西芸人の話も多くてコア。往年のファンからのメッセージも紹介される。

あと、MBSラジオの明石家さんま（土曜）と笑福亭鶴瓶（日曜）の『ヤングタウン』も大定番。さんまさんは村上ショージさんやハロプロのメンバーとワイワイやっていて、ずっと若い！

鶴瓶さんはニッポン放送の『日曜日のそれ』にも出ているから、日曜日に3時間しゃべってます。本当に元気！

『アキナの週刊ヤングフライデー』は女性にも人気。「ヤンフラテレフォン」のコーナーはリスナーのメッセージも楽しい。『コウテイの銀蛾・流電音』は終始テンションが高め！

そういえば、ケンドーコバヤシさんがMBSラジオ『アッパレやってまーす！』とFM大阪『TENGA presents Midnight World Cafe 〜TENGA茶屋〜』に出演されてますね。
『アッパレ』は日替わりで極楽とんぼ、よゐこ、アンガールズらも出演。芸人がTOKIOの城島茂さんなどのアイドルと共演するユニークな座組です。

ケンコバさんは誰とでも絡めてきちんとオチをつける天才。

あと、新しいラジオの形という意味では、YouTubeでニューヨークが始めた『ニューラジオ』が見逃せない。ニューヨークは2016年4月から1年間『オールナイトニッポン0』でしゃべっていたけど、あの頃とはまた違ったリラックス感がある。

レイザーラモンもオズワルドもダイタクも『ニューラジオ』の名を冠してノビノビやってる。

YouTubeはいつでもどこでも自由にできるところが利点。ラジオとYouTube、それぞれの魅力を生かすことがポイントなのかも。