世界の美術館グッズが集う、新しいショップの形
美術館に行くと、ついつい立ち寄ってしまうのがミュージアムショップ。絵画などアート作品が日用品にデザインされると、なぜこうも心をくすぐるのか。気づけば作品を鑑賞するのと同じくらいの集中力で、グッズを物色してしまう。
世界の美術館・博物館・アートショップから選りすぐりのグッズを集めた、新しいスタイルのプロジェクト〈AMUSÉUM(アミュージアム)〉。その初のポップアップストア「AMUSÉUM 01 – Founding Edition」が2月27日から3月15日までの期間限定で、渋谷スクランブルスクエアにて開催中だ。

今回集められたのは、オルセー美術館、ルーヴル美術館、大英博物館、メトロポリタン美術館のグッズ。一つの美術館にとどまらず、世界を代表するいくつもの美術館のグッズが一堂に会するイベントだ。
〈AMUSÉUM〉は、世界の美術館・博物館・アートショップの公式グッズを起点に、アートや文化をもっと身近に楽しむ機会を提案するプロジェクト。魅力は、世界中のミュージアムショップを巡るような体験を、一つの空間に凝縮していること。また美術館グッズという日常に馴染みやすいアイテムは、日々の風景に気軽にアートを添えてくれる。

今回のポップアップは、アートグッズのなかでも、多彩なシーンで活躍してくれるトートバッグを軸に構成されている。日々の買い物や散歩など、トートバッグは誰もが日常的に使えるプロダクト。もともと知らない作家や作品でも、見た目の好みで選ぶことができる。それをきっかけに、アートを知ることができる。そんなふうに世界の名作との距離が縮まっていく。〈AMUSÉUM〉は、「アートへの入り口」としてのトートバッグに着目した。

美術館グッズを、アートと出会う入り口に
〈AMUSÉUM〉のはじまりとなる今回のポップアップでは、前述の通りルーヴル美術館、オルセー美術館、大英博物館、メトロポリタン美術館といった、世界的に広く知られ、その価値が共有されてきたトップクラスの美術館のアイテムが並ぶ。
美術館はさまざまな背景や目的から設立されるが、この4館に共通するのは、国や都市の文化・歴史を代表する存在であること。ルーヴル美術館、オルセー美術館はフランス文化の中枢であり、大英博物館はイギリスの歴史と帝国的収集を体現した存在。そしてメトロポリタン美術館は、ニューヨークという都市の文化を担う美術館だ。
国や文化、時代の枠を超えて名作に触れる機会を生み出すことが、〈AMUSÉUM〉の大きな特徴だ。今後も取り扱い美術館やアートグッズを拡張していき、さらに専門性の高いテーマでキュレーションすることも視野に入れている。また、本ポップアップの終了後には、公式HPやSNSなどのオウンドメディアも順次オープン予定。毎回チェックするうちに、気づけば自然とアートの知識が増えていく。アートに詳しい人にとって嬉しいだけでなく、これから詳しくなりたい人にも開かれた“入り口”となる。
もう一つ注目したいのが、パリにブティックを構える〈Brigitte Tanaka(ブリジット・タナカ)〉による〈AMUSÉUM〉別注アイテムが並ぶこと。オーガンジー素材の生地にチャーミングな刺繍を施した〈Brigitte Tanaka〉のアイテムは、これ自体がアートと言える装いで、繊細な見た目とは対照的に日常使いができる丈夫な生地が魅力だ。

持ち歩くことで、アートが日常の風景になる。その感覚を、まずは体感してみたい。



