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みんなで乗るクルマ。“ワーゲンバス”の精神を継ぐID. Buzz で湘南ドライブ
photo: Go Tanabe / text: Masamichi Ishii
劇団「南極」、週末の湘南へ
関西大学の演劇研究部のユニットから発展した劇団の「南極」。2025年1月には株式会社南極を設立し東京を中心に活動している若手最注目の劇団だ。10人のメンバーで構成され、俳優として演劇に出演するのはもちろんのこと、脚本や演出、グッズやフライヤーのデザイン、舞台や映像などのコンテンツ制作などを手がけるクリエイティブ集団でもある。
そんな彼らのたまの息抜きは、みんなでわいわい出かけるドライブ旅行。おいしいものを食べてゆっくりと過ごすのに加えて、旅先で出会う景色や人々から新たなインスピレーションを得られることが劇団の活動に役立ってもいるという。今回はニッポン放送とタッグを組んだラジオパニック劇『SYZYGY(シジジー)』の公演を控えて忙しい日々を送っていたが、英気を養うため週末の湘南を目指した。
旅に参加した5人のメンバーは冬が訪れる前の明るい陽光が残る「海が見たい」ということで希望が一致した。出発地は東京・銀座。旅のお供となるのはフォルクスワーゲンID. Buzz。2025年6月に待望の日本上陸を果たした日本市場で唯一となるミニバンEV(電気自動車)だ。(※2025年6月現在、日本で新車販売しているミニバンカテゴリーにおいて(軽自動車を除く)。自社調べ。)
2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤー『インポート・カー・オブ・ザ・イヤー』『デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー』および2025-2026 日本自動車殿堂 インポートカー・オブ・ザ・イヤーを受賞。どんなクルマにも負けない個性的でアイコニックなデザインが目を惹くが、これは“ワーゲンバス”の愛称で親しまれたフォルクスワーゲンType2のオマージュとなっている。
いまから75年前の1950年に誕生したワーゲンバスは、箱型のワンボックスカーに商用バンしかなかった時代に、人がたくさん乗れてワイワイと出かけるためのモデルとして世に送り出された。現在の日本で乗用車の一大ジャンルとなっているミニバンのパイオニアとも言える存在だ。
夏には長期休暇をとって家族や仲間でバカンス旅行を楽しむヨーロッパのライフスタイルにぴたりと合ってもてはやされるとともに、その愛らしいデザインは海を渡ってアメリカ西海岸のポップカルチャーとも融合。新たなライフスタイルカーとして独自のポジションを築いたのだった。
ID. Buzzはデザインだけではなく、スピリットもワーゲンバスから受け継いでいる。3列シート7人乗り(または6人乗り)の広々とした室内空間は、みんなでお出かけするためのもの。家族を愛し、仲間を大切にする人々が、日常を離れて自由きままに旅をする。それこそID. Buzzにふさわしい。
都心でも驚きの運転しやすさ
出発してしばらくは都内の狭い路地を走らなくてはならない。それなりに大きなボディのID. Buzzを初めて運転する人にとっては手に余るかと思いきや「意外なほど運転しやすい」との声。EV専用設計により小回りが利き、前方の出っ張りも小さいため、大きく見えて実は取り回し性に優れているのはID. Buzzのひとつの特徴でもある。
走りだしてすぐに後席から「後ろでも充電できるっ!」と声があがる。現代人にとって旅に出かけるとき、スマホの充電は重要な項目だ。いまではほとんどのクルマに充電用のUSBポートが採用されているが、たいていは運転席と助手席の間など1列目だけ。ところがID. Buzzは1列目のワイヤレスチャージングのみならず2列目と3列目にもUSBポートが用意されている。
路地を抜けて首都高速にのる。本線との合流で加速するとドライバーは思わず「すごい」とつぶやいた。その“すごい”には、ドライバーのアクセル操作に俊敏に反応してくれたこと、大きなクルマで5人も乗っているのに頼もしく加速してくれたこと、しかもスムーズそのもので音や振動などが皆無なことなどが込められていた。これまでの仲間との旅ではレンタカーのエンジン車のミニバンを運転していたが、まったく違うフィーリングなのだと話してくれた。
後席に座ったメンバーは「空がきれい」「ビルがかっこいい」としきりと見上げている。ID. Buzzにはフォルクスワーゲンで最大のパノラミックガラスルーフ(※ Pro Long Wheelbaseのオプション設定)が採用されていて、ビル群が続く都心の首都高速を走っていれば、ビルの頂点まで見渡せる開放感。タッチ操作で透明と半透明を瞬時に切り替えられることもできる。
「今日のランチは何を食べるの?」
「ちゃんと調べてきたよ。鎌倉・七里ヶ浜のグルメバーガーだ」
「いいねー。アボカド入りもあるのかな?」
高速道路では車内の会話がはずむ。そこで気付いたことがある。
「いつもより話しやすいね」
ID. Buzzの室内の静粛性は極めて高いレベルにある。1列目と3列目だとしても、普通のトーンでの会話が可能だ。箱型のミニバンながら空力性能を追求し、ノイズ低減を追求したタイヤを採用。ID. Buzzが高速道路や荒れた道路を走っても静かなのにはワケがあるのだ。
七里ヶ浜で見つけた、隠れID. Buzz
高速道路をおりて鎌倉の街を抜け、海岸沿いを走ったら七里ヶ浜の広い駐車場に到着。カフェもあるのでここで休憩をとった。秋晴れの相模湾は美しくて日頃の疲れを癒やしてくれる。ウェットスーツを着たサーファーも気持ちがよさそうだ。
ID. Buzzを眺めていたひとりが「なにこれ、かわいい」と感嘆の声をあげた。隠れミッキーならぬ隠れID. Buzzが用意されていて、それを見つけたのだ。
そのひとつがリアウインドーのワイパーの横。ID. Buzzを横から見たイラストが描かれている。ワイパーの下にも何やらイラストが。よく見ると傘のイラストが隠れている。ワイパーが作動すると見えるようになっている仕掛けだ。外側からは薄くて見つけにくいがパワーテールゲートを開けて裏から覗くとくっきりと見える。
「他にも隠れているかも」とクルマの周りを探し始める。ボディサイドにも波のグラフィックとともに小さなID. Buzzが。遊び心あるデザインに、思わず笑顔がこぼれる。
駐車場から海を眺めていると、ウェットスーツを着たサーファーが次々と海に入っていく。「気持ち良さそうだね」「次はサーフボード積んで来ようか」。秋晴れの相模湾を前に、すでに次の旅の話で盛り上がる5人だった。
近くのグルメバーガー店〈teddy's bigger burgers〉は人気店のため開店の11時よりも前に赴いたら、さほど並ばずに購入できてラッキーだった。定番の「オリジナル」にダントツ人気の「アボカドチーズ」、自家製ソースが評判の「テリヤキ」と各々が好みのバーガーを購入して海岸でランチ。
じつはこの近辺はトンビに食べ物を奪われることでも有名だったりする。案の定、バーガーにかぶりつき始めると上空で2羽のトンビが様子を見ながらぐるぐると旋回し始めた。だが、用意周到なメンバーがすかさず“トンビが嫌がる音のアプリ”を使って撃退する。
海の眺めをゆっくりと堪能して、軽く鎌倉を散策したら早めにホテルに向かう。今日の宿は相模湾を望む丘に位置する〈鎌倉プリンスホテル〉。全部屋オーシャンビューで、ことのほか夕陽が綺麗なことでも有名だ。日が傾く前にチェックインして、ワイングラス片手に夕暮れ時を楽しむつもりだ。
丘を駆け上がって到着した〈鎌倉プリンスホテル〉からの景色は見事の一言。相模湾に江の島、富士山を望む絶景に、メンバー一同息を呑む。
「絶景はプリンスにある」とはプリンスホテルのキャッチコピーだが、日本のホテルの先駆けとして多くの景勝地の“一番いい場所”を抑えているのが強みなのだ。
「部屋に行く前に充電でしょ!」とメンバーのひとり。
〈鎌倉プリンスホテル〉の駐車場には5台分の電気自動車用充電スタンドがある。ID. BuzzのバッテリーはPro Long Wheelbaseが91kWh、Proが84kWhと大容量。一充電走行距離が長いので、出先で充電の必要性に迫られることは少ない。全国の充電スポットに加え、フォルクスワーゲンはアウディやポルシェといったグループブランドによるPCA(プレミアム・チャージング・アライアンス)という独自のネットワークを構築している。
充電器のコネクターをID. Buzzに差し込めば、あとは夕陽にワイン、ディナーを堪能するだけ。思うぞんぶん羽を伸ばして明日帰京すれば、また日常が待っている。次の公演に向けて劇団のメンバーも十分に充電できたはずだ。
フォルクスワーゲンのもうひとつのEV、ID.4
日本でラインアップされているもう一台のEVがID.4。ID. Buzzと同様にEV専用車台を採用しているので室内は広々。後席足元の余裕は想像以上だ。 小回り性能に優れ、狭い路地でもスイスイと走れる。電気モーター特有の頼もしい加速や静粛性の高さも魅力。バッテリー容量および一充電走行距離は十分で、上位モデルのProなら618kmにもおよぶ。多人数でワイワイと出かけるにはID. Buzzがぴったりだが、日常からロングドライブまで、なんでもハイレベルにこなしてくれるID.4も頼もしい相棒となるはずだ。









