不規則になりがちな生活も決まった習慣が助けてくれる
「睡眠は生活の中で何より大事なもの」だと語るミュージシャンのPORINさんが、快眠のための習慣を確立したのはコロナ禍だった。
「体が疲れないので眠れない時期が続いていて、そこから睡眠の“コツ”を探るようになったんです。中でも自分なりに効果を実感できている習慣が2つあります。一つは朝起きてからしっかり日光を浴びること。そうすると夜にはメラトニンというホルモンが分泌されて眠気を促してくれるんです。
もう一つは就寝前にお風呂でしっかり湯船に浸かって、芯から体を温めること。顔から汗をかいて頬がほんのり赤くなるくらいが温まっているサインです。時間がなくてあまり長く湯船に浸かっていられない時も、腕や脇のリンパをマッサージすることで一気に体が温まってくれるのでおすすめです」
眠れない日は無理に眠ろうとせずに、スマホは置いて、ボードゲームに取り組むなどしながら夜の時間を楽しむ。それがPORIN流の睡眠との付き合い方だが、朝早くに予定がある日の前夜にはいつもの習慣が役に立つ。
「ミュージシャンという職業柄、楽曲の制作期間とリリース後のプロモーション期間など、時期によって生活が不規則になりがち。そんな日々でもルーティンを決めておくとしっかり眠れるようになりました。お酒が好きで朝まで飲んでしまうイレギュラーな日もあるけど、普段からよく眠れているとあまりダメージが蓄積されないのが嬉しいです(笑)」
