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「ゆとりっ娘たちのたわごと」の2人が教えてくれた、ポッドキャストのはじめかた

自分らしい 表現・発信をはじめる。言うまでもなく、文章や写真や動画などの制作物を世の中に発表することのハードルは、近年ますます下がっている。しかし、何をどう作ればいいか、迷うのは変わらない。時代に即した、表現活動のはじめ方を聞いた。

photo: Kazuharu Igarashi / text: Keisuke Kagiwada

教えてくれた人:ゆとりっ娘たちのたわごと(ポッドキャストパーソナリティ)

音質にはこだわる

声を通して自分の思いを世界に発信したい。そんな願望を抱いているなら、ポッドキャストをはじめない手はない。
なぜなら、人気ポッドキャストチャンネル『ゆとりっ娘たちのたわごと』のほのかさんとかりんさんも「スマホが一台あれば一瞬ではじめられます」と口を揃える通り、とにかく簡単だから。

実際、「Anchor」「stand.fm」などポッドキャスト専用アプリをダウンロードすれば、録音から編集、配信まで一気通貫でできる。
しかし、せっかくはじめるなら多くの人に聴いてもらいたい。そのために何をすべきか? 最も簡単に改善できて、かつ重要なのが音質だという。

「音が悪いと聴いてもらえないんですよ。特に室内で収録する場合は、ガヤガヤした場所を避けるのはもちろん、空調なども止めた方がいいです。公園の騒音は意外と気にならないのですが、空調は録音に乗るとノイズが気になるんですよね。

でも、それさえ注意すれば最初は機材にこだわる必要はないと思います。今でこそ私たちは基本的にZoomの『PodTrak P4』で録音しますが、スマホでも『PCM録音』というアプリを使えばきれいに録音できます」とほのかさんは語る。

さらに多くの人に聴いてもらいたいなら、「最初は番組を短くするのもいいかも」とかりんさん。
「私たちみたいな単なる雑談を配信するならなおさらですが、リスナーが飽きて離脱しちゃう可能性もあるので。最初は10分以内に収めて、リスナーの反応を見て長くしていく方がいいかもしれませんね」と。

ゆとたわ流、録音術

スマホのアプリなら
PCM録音

機材を買うなら
PodTrak P4

PodTrak P4
2人がいつも使っているという、ポッドキャスト専用のポータブルレコーダー。独立4系統のヘッドフォン端子を備え、それぞれのボリュームを変えられるので、4人までは同時に録音中の声を聴くことができる。

ただ、たちまちリスナーがつくと思ったら大間違い。かりんさんも「すぐリスナーが増えると思っている方も多いんですが、なかなかそうはいきません。長い目で続けられるといいと思います」と語る。長く続けるモチベーションを保つためには、一緒に配信する相方を探すのも一つの手。

その見つけ方について、いいアドバイスをくれたのはほのかさんだ。
「実は私たちははじめる前、鈍行列車で新潟旅行に行ったんですが、その車中でずっとおしゃべりができたことではじめる決意が固まりました。

誰かとはじめるなら、まず一緒に長旅に出てみるっていうのも重要かもしれません(笑)。一人に情熱があっても、もう一人が飽きてしまったら続きませんから」

しかし、なにより大事なのは楽しむことだと、2人は再び口を揃える。

「私たちもそうですが、あくまでしゃべること、番組を作ることが面白いってスタンスは重要だと思います。たくさんの人に聴いてもらえるのはうれしいですけど、それはあくまで結果なので」。
というわけで、音質には最大限の注意を払いつつ、とにかく自分が楽しめることを録音してみよう。

ポッドキャストパーソナリティ・かりん、ほのか
現在、2人に決まった収録場所はなく、時には公園でも行う。しかし、テーマにも掲げているスタバは周囲がうるさくてあまり収録には向かないとか。