小粋なアクセサリーが個性を際立たせる

田島朗(以下、田島)
今日は《セレッティ モデル》のメッセージである「日常のアイテムを通じて個性やセンスを際立たせる」について、皆さんとお話しできればと思います。これはファッションの小物遣いにも通じることなので、まずは服部さんから。スタイリストとして、日頃どのような視点を持っていますか?
服部昌孝(以下、服部)
小物使いは、スタイリングのバランスを取る意味でとても重要だと思っています。シンプルなスタイルに個性の強い小物を差し込んだり、逆に派手なスタイルにシンプルな小物を差し込むと、全体のアクセントになりますから。

林征吾(以下、林)
ファッションのプロから見て、《セレッティ モデル》の印象はいかがですか?実は今日、本製品をイメージしたスタイリングをお願いしていて、どんな装いで来られるのかとても楽しみだったんです。
服部
エッジが利いたデザインと思いきや、ゴールドのグラデーションに温かみを感じました。強さの中に柔らかさをうまく取り入れているというか。なのでスタイリングでは、ゴールドがより際立つようにワントーンでまとめながら、リネンシャツの柔らかな素材感とエッジの利いたキャップとハイテクスニーカーでハイブリッド感をミックスしました。

田島
僕は《セレッティ モデル》の特徴的なジグザグ柄に合わせて、浴衣をチョイスしてきました。製品を最初に見たとき、漆器に模様を描く蒔絵(まきえ)という技法に近い印象を抱いたんですよね。当時の“粋”を現代に再解釈したらこういうスタイルかなと。なので、帯も黒地に金のものを合わせてみたんです。

林
素敵なスタイリング!《セレッティ モデル》はお二人が感じてくれたように、ゴールドが目を引く、これまでにない雰囲気に仕上がっています。持っているだけで気分が上がるようなデザインを意識しました。また、ご使用いただくことで、「あれ?何を使っているの?」と話のきっかけになり、新しいコミュニケーションが生まれていくことにも期待しています。
日常で大切にしたい、好奇心と革新性
田島
実は以前、ミラノのファッションウィーク中に、コルソ・ガリバルディ(ミラノのブティック街)にある〈セレッティ〉のショップを覗いたことがあって。店内にはユニークな生活雑貨が多く並んでいて、とてもワクワクしました。そんな遊び心を持ったブランドと、どういった経緯でコラボレーションすることになったんですか?
林
〈セレッティ〉は「革新こそが唯一のソリューション」というビジョンをもとに、型破りなアプローチによって日常的なアイテムに創造を生み出しているブランドになります。
また私たちも、IQOSを通じて、ユーザー様により様々な体験をしてもらえるようさまざまな施策に挑戦してきました。なので、お互いの情熱や好奇心、革新性が共鳴して今回のコラボレーションに至ったんです。

服部
先ほど流れたムービーに、現クリエイティブディレクターのステファノ・セレッティさんが登場しましたね。自分は存じ上げなかったんですが、独自のユーモアと一貫した考えを持っているように映りました。

田島
若い頃からさまざまな国に旅をされてきたそうで、広い視点もお持ちの方だと思います。過去のインタビュー記事では、「製品に対してエモーションをつくり出すことが使命だ」と仰っていて、まさにその意志が今回の意匠から伝わってきました。
林
そう言ってもらえて嬉しいです。IQOSは2014年にデビューしましたが、実は今回のようにデザイナーさんとのコラボレーション製品を発表するのは、アクセサリーを含めてまだ4度目なんです。デバイスのデザインからだと、2018年に取り組んだNIGO®さん以来2度目で、外国人デザイナーの起用は本製品が初。そういった面でも非常にエピックなモデルになっています。
服部
そうなんですね!自分はこのシリーズの中でも《IQOS イルマ i ワン セレッティ モデル》のデザインが特に気に入りました。上品なゴールドがスタイリングによく馴染みそうです。

林
職業柄、IQOSをご使用いただいている瞬間によく目が向くんですが、純正のアクセサリー以外にお気に入りのストラップを付けている方や、ステッカーを貼っている方も多くいて。それぞれの個性的なカスタマイズを見るのもけっこう面白いんですよ。
田島
《IQOS イルマ i》シリーズは、デバイスをカスタムできるアクセサリーが豊富ですよね。似た系統のカラーでもテクスチャーが若干異なっているから、どれにしようか悩んじゃう(笑)。服部さんならどうしますか?
服部
まずは好きな色を選ぶのがいいんじゃないでしょうか。自分なら赤にします。日常的なアイテムだし、気分が上がる色のほうがきっと持ち歩きたくなりますよね。田島編集長が言うようにテクスチャー次第で見え方が変わるので、赤の質感違いをバリエーションで揃えちゃうかもしれません(笑)。

林
アクセサリーをバリエーションで揃えている方は意外と多いんですよ。その日の気分や服装に合わせてドアカバーを選んだり、なんなら日によってデバイスそのものを変える人もいるくらいです。
田島
昔は、ジッポーやガスライターでセンスを表していましたけど、IQOSはデバイスそのものにセンスが表れる。この発想はかなり斬新ですよね。同じデバイスを使っているはずなのに見た目は違うから、会話のきっかけになってコミュニケーションも自然に生まれやすくなるし。

服部
こういったカスタムってまさにファッションの感覚と同じで、個性が出やすい部分なんだと思います。まずは自分で楽しむ精神というか。
田島
しかもこれなら洋服を冒険するより、よっぽど試しやすいですしね。
林
ぜひ皆さんの日常に合うオリジナリティを探してみてほしいです。IQOSでは今回の〈IQOS GOLDEN NIGHT〉のように、新製品が誕生したストーリーを伝えるためにさまざまな催しを企画しています。次の開催もご期待ください。