西野大士
僕は、ゴールデンウィーク明けからショートパンツ解禁ですが、尾崎さんは?
尾崎雄飛
最近は夏が異常に暑いのでショートパンツが必需品。でも僕は結構暑さを耐えるタイプで8月まで我慢します。一度解禁すると戻れないですよね。
西野
そうですね。確かに戻れない。着こなしはどうしてますか?
尾崎
基本的に「ショートパンツですみません」という気持ちがあって、でも「革靴だから許してください」みたいな感じでバランスをとっています(笑)。足元にスニーカーの合わせが悪いわけではないけど、僕にはちょっとカジュアルすぎるように感じる。
西野
僕も同意見です。子供っぽくなるというか年相応に見えなくなりますね。大人の要素としての革靴という意味もありますね。
尾崎
それから、長袖を着るようにしてますね。シャツを着たりカーディガンを着たり。ショートパンツ&半袖だと、どうもしっくりこない。バランスが悪いというか、ゆるすぎて気になります。
西野
それも同意です。長袖シャツを合わせると落ち着きますね。参考にしている人物はいますか?
尾崎
ポール・ニューマンのスタイルは永遠の憧れ。彼が穿く超ショート丈は日本では短すぎて難しいんですけど、僕が好きな丈なんです。夏のアメリカ出張ではその反動から、この丈で過ごしてます。
西野
確かに超ショート丈は日本では難しい。某ミュージシャンみたいになっちゃう(笑)。僕の憧れは、ジョン・F・ケネディ。シャツと短パンにデッキシューズ姿がトラッドでかっこいい。やっぱり気になるのはパンツ丈ですよね。
2人が憧れるショートパンツスタイル


憧れのショートパンツスタイルといえば、ジョン・F・ケネディ(右、西野)とポール・ニューマン(左、尾崎)。どちらもアメリカの黄金時代を代表する人物で、ファッションカテゴリーでの認知度も高い。気取らずに清潔感があり、品が良い大人のスタイルが魅力的だ。
西野
僕は膝頭が出るのが正解だと思っていますがどうですか?
尾崎
同じく。いろいろ試しましたが、自分のブランドの商品もそれを意識しています。実はアメリカでは、10インチとか12インチとか丈が選べたりするんです。だから、僕も商品によっては2タイプのレングスで作っています。
西野
うちのブランドでも丈はかなり重要です。1〜2cmの違いでも顧客は敏感に反応しますね。
尾崎
ショートパンツは、年齢で似合うものが変わるんです。近年は、今日穿いている〈ポロ ラルフ ローレン〉のような幅広めで短めが気分。ちなみにいまだに探しているのが〈リーバイス〉550ZXXのショーツ。一度だけ古着屋で見つけたんだけどサイズが合わず、一緒に行った後輩に買われてしまい、今でも悔いています。
西野
僕も同じモデルの大きいサイズを探しています!以前に躊躇(ちゅうちょ)して買い逃してしまって。次見つけたら高額でも絶対買います。大人のショートパンツってほんと難しいですけど、まずは、膝出し丈に革靴が正解かもしれませんね。