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日用品図鑑:〈annorum〉田中貴之の愛用する生形由香のカップ&ソーサーetc.

毎日使う相棒のような日用品には、その人らしさが表れている。浅草でアンティーク家具・雑貨の店〈annorum〉を営む田中貴之さんに、愛用している茶器、コート、保湿アイテム、寝具を教えてもらいました。

text & photo: Takayuki Tanaka / edit: Mami Wakao

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陶芸作家・生形由香のカップ&ソーサー

生形由香のカップ&ソーサー

はじめて出会ったのは、数年前の個展でした。

描かれている模様の素朴さや、その佇まいが好きで、コツコツ買い集めるようになりました。

朝の誰もいないお店の中、ひとりでこのカップ&ソーサーで飲む珈琲の時間が至福です。

〈Andrew Driftwood〉のバルマカーンコート

〈Andrew Driftwood〉のバルマカーンコート

デッドストックのリネン生地を染め直してつくられているコートで、袖を通した瞬間に一目惚れでした。

着るたびに馴染んでいくように落ち着く色味や風合いが、まるでアンティークのようでどんどん愛着が湧いてきて、冬はこればかり着ています。

牛乳石鹼(赤)

牛乳石鹼(赤)

かれこれ15年以上愛用しています。よくある液状のぬるっとした感覚がどうしても気持ち悪かったのと、大学生時代の当時、かっこよかった先輩に憧れて使い始めたのがきっかけ。

立ちすぎない泡や、適度なさっぱり感が心地よく使い続けています。

他に保湿ケアは一切してないのだけど、それってもしかしてこの石鹸のおかげだったりして(笑)。

日暮里の繊維街で買ってきた布

日暮里の繊維街で買ってきた布

お店のディスプレイで使う布を探しに、浅草からも近い日暮里の繊維街によく行きます。

ブランケットを探していたのですが、生地だけだとさすがに薄い……。やっぱりないか、と諦めかけた最後の布屋さんの隅っこにこの生地がありました。思わず心の中で「ここにいたのか!」と。

そんなわけで、ブランケットにちょうどいいサイズに裁断して愛用しています。

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