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日用品図鑑:〈大吉〉杉本理の愛用する李朝白磁片口壺etc.

毎日使う相棒のような日用品には、その人らしさが表れている。京都の骨董品〈大吉〉の主人・杉本 理さんに、愛用している茶器、椅子、財布、収納を教えてもらいました。

edit: Mami Wakao / text & photo: Osamu Sugimoto

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古伊万里小碗と李朝白磁片口壺

古伊万里小碗と李朝白磁片口壺

日々のコーヒーはたっぷり淹れ李朝白磁の片口壺から古伊万里小碗に注ぎます。

マグカップなどにたっぷりもいいのですが、お酒時間と等しくお茶時間も私には貴重な時間ですので、こういう一手間をかけるのが楽しみでもあります。

米国アンティークのウィンザーチェア

ウィンザーチェア

2006年の米国仕入れ旅行中、一目惚れして購入しました。

ニューヨーク郊外の田舎で見つけ、友人に梱包と発送を手伝ってもらいなんとか京都に来てもらってから毎日生活を共にしてます。

軽みの中にも篤実な仕事が米国アンティークらしく、飽きることがありません。

〈ウルフズヘッド〉のウォレット

〈ウルフズヘッド〉のウォレット

財布は20年ほどずっと東京・千駄木の「ウルフズヘッド」のものを使ってます。

今愛用中のもので三代目でしょうか、見た目のタフさと繊細なスタッズワークは、ここならではの美しいバランスだと思います。

自分にはなくてはならないお守り的な存在。

酒器箱

酒器箱

江戸時代頃の書物や小物を入れる箱のようです。あって邪魔にならず、コンパクトに収まる箱はなかなか見つかりません。

大切な「酒」を愉しむ時間は、ここからゴソゴソとその日の気分でお気に入りを取り出すことから始まります。

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