額賀章夫さんの黒いお茶碗
ウチは決まったお茶碗がない。いわゆるご飯茶碗というものも6種類くらいあり、ご飯茶碗にもなるものだと10種類以上。その時々の料理の出し方で変わってしまい、時には茶碗でないものも使う。
スタンダードな白飯を食べるときはどれを使うだろうと考えたところ、白い湯気の景色を楽しむにはこの2点だ。
右は、お鍋のときにも使う小鉢に近い形ですが、ご飯少なめのときに。左は、笠間の額賀章夫さんのもの。彼にしか出せない独特な黒の茶碗。
〈クラフトデザインテクノロジー〉トラディオプラスティック万年筆
ブランディングは、ロジックと情緒を交えながら、総合的に結果を導き出す仕事。打ち合わせのときに、思い描く座組やプロジェクトの構造など、その場で裏紙に図解して話す癖がある。
描きやすさの他に、自分の声や感情が文字の線に乗っていってくれるタイプのモノが好きです。
カゴ編みポーチと〈JETMINMIN〉のポーチ
荒物が好きで、世界各地のカゴモノを集めてしまう病を持っています。かご編みポーチは、千駄ヶ谷の〈PILI〉で購入して気に入って使っていたら1年くらいで角が割れてきてしまったのですが、沖縄を訪れたときに〈波羅蜜〉さんで見つけて、壊れてもいいように数個購入させていただきました。
静岡の〈JETMINMIN〉さんに、数年前に取材で訪れたときにいくつかのポーチを手に入れてから、気に入って使っています。味わい深いクタッと感がたまらないです。
浜名一憲さんの白い大壺、森岡成好さんの焼き締めなど
花瓶置き場でもあり、しつらえでもあり、現代作家と骨董と古道具とで、家の一部にこんなコーナーができてしまいました。花瓶というより壺が好きで、いただいたお花や植物は壺に突っ込んだりしています。
白い大壺は浜名一憲さん、その横の焼き締めは森岡成好さん、手前の小さい蓋物は小野哲平さん、四角のが泉田之也さん、植物が刺さっているのが笠間の菊地亨くんの器にステンシルの守矢努さんが釉薬で描いた壺、石の上に絶妙に載っているのが元COSMIC WONDERで陶芸家の安田都乃さん、などなど。