神秘の魚といわれるイワナを追いかけ魅力に迫ると同時に、イワナを取り巻く諸問題を明らかにしていく映画『ミルクの中のイワナ』が4月5日から順次全国で公開されることが決定した。

監督を務めたのは、ドキュメンタリー映像作家の坂本麻人。これまでも、岩手県・遠野市を舞台に死生観をテーマにした映像作品『DIALOGUE WITH ANIMA』や、アーティストの映像作品などを手がけている。

監督が「魚との関わり方を見直し、手を取り合って関わり続けながら魚たちを守っていくためのイントロダクションになると考えています」と語るように、環境保全、地域社会などをキーワードに、多様な研究者、漁協関係者、釣り人の証言をもとに構成され、自然と人の共生について考えさせられる問いが詰まったサイエンスドキュメンタリーに仕上がっている。

釣り人や水産関係者だけでなく、イワナを知らない、釣りを始めてみたい方もぜひ劇場に足を運んでみてはいかがだろうか。

以前、BRUTUS.jpでも釣り好きでZINE『off the hook』を出版する写真家・平野太呂と坂本監督の対談記事を掲載した。合わせて読んで欲しい。