着丈が異なる2枚のグレーTシャツスタイル
さまざまなオフィス利用者が集まる2階のラウンジにて、アートディレクターの金澤繭子さんと、〈大橋会館〉立ち上げのマネジメントに携わった木下寛さんがコーヒー片手にブレイク中。
金澤繭子さんは短い着丈の「スタンダード ショートTシャツ」からカーキ色のインナーを覗かせたレイヤードスタイルを披露。異素材のチュールスカートの合わせが、柔和な雰囲気にもマッチ。カジュアルながら、グレーに白の〈ニューバランス〉ロゴがさりげなく映える。
対して、ゆったりとしたシルエットの「ワイドTシャツ」に身を包んだ木下さん。無垢なホワイトのワークパンツを穿き、クリーンに仕上げた。ほんの少しの個性を出すために、インナーには蛍光カラーを忘れずに。
Tシャツはセンターバックシーム仕様で、ワイドな身幅ながらもすっきりとした印象に作られている。前後の身頃で襟の形を変えるなど、シンプルながら存在感を引き立てるディテールも。
ベースボールTシャツをもとにアレンジ
建物の4、5階はホテルとレジデンスが融合した新しい居住空間「ホテルレジデンス大橋会館」。アートディレクターの大西真平さんは、施設のグラフィックなどを担った。鮮やかなピンクのドアとカーペットに、柔らかいグレーカラーがよく似合う。裾をラウンドさせた「オーバーサイズラグラン」はベースボールTシャツを大きな身幅にリサイズ。6分袖でオールシーズン着用できる。
異なるロゴのカラーにも注目
ディレクターの上村直人さん(左)と、PRオフィス〈KIIIRO〉を運営する大倉皓平さん(右)は、「大橋会館」開業プロジェクトのメンバー。上村さんが選んだ「スタンダードTシャツ」は9つのシルエットがある「9BOX」の中でもっともベーシックなモデル。
身幅、着丈ともにレギュラーサイズで、幅広いコーディネートに合うのがポイントだ。シャツなどを重ねた際に首元が美しく見える、フライス襟もさりげないこだわり。
オーバーシルエットの「スーパーワイドTシャツ」を合わせた大倉さんは、太めのスラックスと手に持った白シャツで、ミニマムな雰囲気にコーディネート。ゆとりのある身幅は一枚でさらりと着られて、これからの季節に重宝する。
ボディと胸元のロゴのグレーに濃淡をつけ、メリハリを持たせたデザインが玄人好みだ。バックシーム仕様で後ろ姿にもワンアクセント。
ランにも適したフレンチスリーブ
高い吸水速乾性がありながら、コットンライクな優しい肌触りの「9BOX」Tシャツ。普段着にはもちろん、スポーツシーンでもマルチに活躍する。ランニングスタイルに合わせたのは、4年前から走ることに夢中になり、ハーフマラソンなどにも参加するフリーディレクターの杵島由美さん。
「コンパクトフレンチスリーブTシャツ」は、腕の可動域を確保するフレンチスリーブとコンパクトな身幅、裾のスリットなど、軽快に走るためのディテールが詰め込まれているのが魅力。
同じカラーでも合わせ方は無限
コミュニティマネジャーとして2階のラウンジで共に働く松藤慧斗さん(左)と春日咲さん(右)。好みのファッションこそ異なれど、不思議と選ぶアイテムが似ることがあるのだとか。
そんな2人が着たグレーTシャツも、同じ色でありながらシルエットに違いあり。松藤さんが選んだ「コンパクトTシャツ」はその名の通り、9モデルの中でもっともタイトフィット。ほどよく開いた襟ぐりを、太めのバインダーネックでトリミングすることでバランスを取っている。
チェックシャツを肩掛けした春日さんのTシャツは「ワイドショートTシャツ」。ワイドシルエットでも短い着丈なので、あらゆるボトムスと合わせやすく印象は軽やか。あえて低めに設定された肩の位置が、よりリラクシーな雰囲気を演出する。ボディと同色のロゴがさりげなくプリントされているのもポイント。
計算されたショルダーラインに品あり
〈大橋会館〉の撮影ディレクションに携わった編集者の長嶋太陽さんは、現在2階にオフィス兼ギャラリーを構えている。自然体で仕事をしたいという彼が着た「フレンチスリーブTシャツ」は、美しいシルエットをつくるために計算された袖と身頃のバランスに注目。袖以外のディテールをあえてベーシックにすることで、肩のラインを強調している。一枚ではもちろん、レイヤードスタイルなどにも便利。
デザインやシルエットの違いによって、着る人の個性を引き出す「9BOX」。〈ニューバランス〉ならではのグレーカラーを、シューズだけでなくウエアで取り入れられるのも魅力。年に一度の“Grey Days”を機に、自分に似合う一着を探してみよう。