中室太輔のマイ・ルール
時代背景の異なる、米・スポーツ文化をミックス
父親が〈VAN〉が大好きで、初めてネイビーブレザーに袖を通したのは7歳の頃でした。当時から今も“ちょっとおめかし”というイメージがあります。それから、〈エディフィス〉のPR時代に学んだドレスのいろはをベースに、どう自分なりの味つけをしようかと考えてしっくりきたのが、15歳からハマったヒップホップカルチャーをミックスさせることでした。
これは、僕にとっては唐突なことではなくて、60年代のアイビーリーガーが愛用していたブレザーと、現代のスポーツアイテムは、馴染みが深い。腑に落ちる“服と服のストーリー”が見つけられて、初めて自分の中で抵抗なくミックスできる。そうやって、今では十八番のスタイルになりました。
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鉄板の組み合わせに、自分らしい一点ものを添える
極端なことを言うと、私の根っこにあるのは“アメリカ”なんです。映画、音楽、文学など、すべてが憧れでした。中でも目を輝かせたのが、東海岸のカルチャー。アイビーリーグはそのど真ん中。ネイビーブレザーは私にとっても欠かせない服となり、今もスタメンです。
合わせるのは必ずオックスフォードシャツ。パンツはデニムか、チノパンというのが、50年来のお決まりのパターンです。“周りと違う格好をしたい”という思いは、ファッションに興味を持った日から今も持ち続けています。最適な手段は、自分だけのカスタマイズを取り入れること。今日はペナントのリメイクベストがそれ。こういった自分にとって普遍的なものをずっと大事にしていきたい。