トロピカル松村のマイ・ルール
かつての、日本のレトロスポーツと、プレッピースタイルを体現する
自分のスタイルを一言で表すなら、“全盛期の和製アメカジ”というのがしっくりきます。10代でサーフィンにハマり、それから日本のサーフシーンの黄金期である70~80年代カルチャーの虜(とりこ)になりました。
中でも、コーデュロイのコートやパンツは偉大で、スキーやバードウォッチングなど当時流行りのレジャーを象徴する存在でした。装いは、頭頂部にボンボンが付いた、通称・正ちゃん帽を合わせて懐かしのプレッピースタイルもプラス。70年代に東京・吉祥寺で生まれたスポーティでお坊ちゃん風の〈ザ・ボックス〉のコートを取り入れ、当時の流行りに思いを馳せる。そうしたファッションを通じて自分なりのロマンを追求しています。
Coordinated Items
スタイルを完成させる、最後の味つけに
飯田康貴のマイ・ルール
裾上げして、リペアして、マイヴィンテージを育てていく
普段から、生活のルーティンに馴染む自分なりのワークウェアを探しています。徒歩移動が多く、仕事中は膝をついたりするので、パンツ選びはタフで歩きやすいことが最優先。そういう点で完璧なのが、7分丈に裾上げした〈エッセー〉のコーデュロイパンツです。大股で歩いても膝が突っ張らず、白っぽくフェードするほど穿いても、しっかりとヴィンテージのような風合いになっていきます。
所有する計5本の中で最も長く穿いているものが、この一本。穴が開いた膝は、フレンチヴィンテージのワークパンツを真似て当て布をしました。そうやって手をかけてデニムのようにマイヴィンテージに育っていくのもコーデュロイの魅力です。
Coordinated Items
自分なりの黄金コンビは崩さない