格好つけられて便利なものが英国トラッドには揃っている
トラッドっていえば、やはり俺の中では英国。好きなものは昔も今も変わらず、格好良くて便利に使えるもの。たまに街でアウトドアギアを着ている人を見かけるけど、あれじゃあ味気ないよ。雨に備えるならトレンチコートとか、形崩れしにくいロングブリムのフェルトハットとかね。長年ハットは愛用しているけど、小雨くらいなら傘をささなくても平気だよ。楽な服に頼りすぎると、おしゃれとかどうでもよくなっちゃうから。
そう考えると、トラッドな服こそファッションだと思うな。歴史あるイギリスは、伝統ものの宝庫。おまけに、音楽とか時代背景とかとも深く結びついたエネルギッシュなカルチャーも豊富だから、新しい刺激もある。いつの時代も飽きないよね。
1986年に渡英してから、もう40年近くワードローブを更新してきたけど、結局、気に入ったものってそんな頻繁には見つからない。だから、こうやって10年選手の小物が自然と増えていくんだよな。