モルディブに沈む極上の夕日を、馴染みのカップ麺とともに
水川友樹(お金持ちの付き人)/インフルエンサー、TikToker
肩書の通り、僕はボスに付いて年中世界を飛び回っていて、これまでに52ヵ国を訪れました。仕事の合間にボスと休暇を過ごすこともあり、今年の1月〜2月に1ヵ月ほど滞在したのがモルディブです。
拠点は、南アリ環礁の2つの島に位置する〈コンラッド・モルディブ・ランガリ・アイランド〉。エリアの中でも一、二を争うハイクラスリゾートです。
この時季はマンタやジンベエザメの生息域が近接しており、船をチャーターして沖へ進み素潜りやダイビングをするのがほぼ毎日、午前の日課でした。船上からマグロが跳ねる様子を見かけ、釣ったことも。さばいてもらった新鮮な切り身で寿司を握り、ボスと堪能したのは格別の思い出です。
一方、夕方の楽しみは、部屋から見える美しいサンセット。専属シェフによる料理を楽しむ日もありますが、ボスの好みで時にはカップ麺の「どん兵衛」をすすりつつ眺めることも(笑)。「今日も良い日だったな」としみじみ感じる最高の贅沢です。
多様な時代、文化入り混じるポルトガルの建築に出会う
草野絵美/NFTアーティスト
実は、ここ1年くらい仕事で香港やパリには行っていたんです。そんな中で久々の休暇として6月に母親、妹と行ってきたのがポルトガル。合計で9日間行ってきました。ポルトガルは初めてだったんですが、予想を軽々と超えてくるほど良かった!とりわけ宮殿が印象に残っています。
リスボン郊外のペーナ宮殿とレガレイラ宮殿の2ヵ所に行ったんですが、まるでRPGに登場するようなビジュアルなんです。どちらも現存の建築は19世紀に建てられたもの。イスラム教やキリスト教など多様な文化が混ざってきた場所だからこそ、色合いがビビッドだったり、建築の様式が混ざり合っていたりと独創的でした。
中立国というのもあり、戦禍から逃れた古い街並みも多く残っていて、リスボン中どこに行ってもコンビニやスーパーを見つけるのが大変なくらい景観保護がされていたのにも驚きました。ヨーロッパのフランスやイタリアより物価も安く、観光地としておすすめです。
変化目まぐるしいインドを鉄道で南北縦断する
阿部裕介/写真家
インドは大学時代から何度も訪れている慣れた旅先。今年4月、1ヵ月かけて巡ってきました。移動手段はほとんど鉄道。まずはニューデリーから、北西のアムリトサルに移動。いくつかの都市を挟んで東のバラナシ。その後南下しました。
南部は毎日40℃超えの気温で、室内との気温差でカメラのレンズが曇って写真も撮れないほど。その後ヒマラヤ近くの北部に行き、最後はムンバイへ。
1ヵ月巡ってみて、コロナ禍前に来た時からの街の変化に驚きました。道路もきれいに舗装され、壁も色鮮やかなペンキで塗られ、街並みの雑多な感じが少なくなっていて。昔の方が写真の対象としては魅力があったんですが、今まさに変化している様子も被写体として面白かったです。
ただ、相変わらずインドらしいところもあって。空港に降りるとすぐにタクシー運転手が群がってくるんです。久々すぎて値段交渉に失敗してヘトヘトに(笑)。そんな部分でも久々のインドを強烈に感じましたね。