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「勉強しない我が子へ」を解決してくれる映画3本。映画の中に、子育てのヒントがある vol.2

お父さんお母さん!子育てが始まってから「映画なんか観る暇もない」なんてことを口にしていませんか?でも、日々の子育てにまつわる悩みは、映画の中に解決するためのヒントを見つけることができるんです。いま、子育ての真っただ中にいる映画ライター3人が、あなたのお悩みを解決してくれる3本を選んでくれました!

illustration: sigo_kun

受験が迫っているというのに、勉強する気配のないうちの子。部屋が静まり返っていると思いきや、没頭していたのはゲームと漫画。淡い期待を寄せて塾通いをさせたけど、これでは箸にも棒にも引っかからないことは明白。

BRUTUS 子育ての悩みを解決してくれる映画 死後くんのイラスト

『父/パードレ・パドローネ』

羊飼いの青年は自ら学び、やがて学者になった。

「勉強しなさい!」と親がガミガミ言うほど、子どもの学習意欲は低下すると言います。大事なのは子どもが自主的に学ぼうとする姿勢。

カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した本作では、封建的な父により学習や読書を禁じられ、読み書きできずに育った羊飼いの青年の半生が描き出されます。やがて自らの意思で言葉を学び、遂に言語学者となる彼の姿からは、たくさんの教訓を得ることができるでしょう。

まあ、焦りは禁物ってことで。(門間)

『おじいさんと草原の小学校』

いま学ばなくても、学ぶに遅すぎることはありません。

84歳で小学校に入学したケニアの実在の男性の物語を映画化したもの。文字が読めない彼は政府から届いた書類を読めず、その内容を知りたくて小学校に押しかけます。

というのもケニア政府は2003年、すべての人を対象に無償教育制度を始めたから。ところが現場の小学校は何かと理由をつけ入学を拒否。それでも学びたい理由には壮絶な過去が隠されていました。

本作を観て知るのは「学ぶのに遅すぎることはない」ということ。ご心配なく。(金原)

『きっと、うまくいく』

叱る前に過剰な期待をしていないか見極めを。

生まれてきてくれた時は、健康でさえあればと願ったはずなのに、成長するにつれて欲張りになってしまうのが親というもの。将来の自立のために、しっかり勉強してほしいと口うるさくなってしまうのも仕方がない。でもガミガミと叱る前に、インドの超難関の名門大学を舞台に学歴社会の歪みを描き出したこの映画を観て、ちょっと一呼吸。

過剰な期待をしていないか、能力以上の無理をさせていないか、落ち着いて我が子の見極めを。(細谷)