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みやげもんコレクション:警固神社の絵馬(福岡県/福岡市)

旅先で出会ったら、ぜひともお供に連れて帰りたくなる郷土色豊かな玩具や縁起物などの「みやげもん」たち。Google Mapで全国のコレクションが見られる「みやげもんマップ」も。

edit: Shogo Kawabata

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四季の移ろいとともに変わる、固(まも)り絵馬

福岡市・天神の中心に鎮座する警固(けご)神社は、慶長13(1608)年に現在地へ遷座して以来、400年以上の歴史を持つ社です。藩祖・黒田長政による福岡城築城とともに整備され、城下町を見守る神社として親しまれてきました。

御祭神は「八十禍津日神(やそまがつひのかみ)」「神直日神(かんなおびのかみ)」「大直日神(おおなおびのかみ)」。病や災いを祓(はら)い、過ちを正し、正しい道へ導く力を持つ神々です。

警固神社
1668年の市中大火災後に再興された本殿。

福岡城築城より続く縁から、警固神社は黒田家の武家紋「下がり藤」を社紋として長らく使用していましたが、2016年、神社本来の由緒に立ち返り、社訓「警(いまし)め固(まも)る神」に基づく新たな社紋が誕生しました。

この社紋は「固」の字をモチーフとし、守護と導きの象徴となっています。絵馬には、この新しい社紋があしらわれており、四季の移ろいに合わせて春・夏・秋・冬で色が変化します。

絵馬、各600円(警固神社TEL:092-771-8551)。

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