浄土に舞う鳥たちの土鈴シリーズ
滋賀県大津市にある天台寺門宗の総本山、三井寺(みいでら)。その歴史は、7世紀、壬申の乱に敗れた大友皇子の子である大友与多王が、父を弔うために創建したことに始まります。三井寺という名前は、境内に湧き出る「三井の霊泉」という井戸に由来していて、古くから信仰の対象とされてきました。
書院造を代表する遺構で国宝にも指定されている光浄院客殿など、歴史的な建物も多く残っています。そんな三井寺で授与されるのがこの「鸚鵡(おうむ)」の土鈴です。美しく頭の良い鳥とされ、浄土においてお釈迦様の使いとして活躍していると信じられています。
この土鈴は西国三十三所の札所となっている近江地方の6札所が合同で、浄土の鳥をモチーフにした土鈴を授与をするという企画による限定の授与品です。そのほかの鳥も今後、紹介していきたいと思います。