北海道に伝わる伝説の小人
北海道に伝わる伝説の小人「コロポックル」。その名はアイヌ語で「蕗(ふき)の下の人」という意味であり、蕗の葉で屋根を葺いた家に住んでいました。
彼らはアイヌが北海道に住み始める前からいたと伝えられており、非常に狩猟の技術に長け、アイヌたちにはとても友好的で、狩猟で得た獲物をアイヌに贈ったり、交換したりしていました。また、極端な恥ずかしがり屋で、姿を見せることを嫌い、贈り物や物々交換をするときは、夜にそっと差し入れする、という方法をとっていました。
しかし、あるアイヌが物々交換の際に、その手を取って家に引き込みました。すると、手や顔に入れ墨をしていたのだとか。それ以来、コロポックルは現れなくなったといわれています。
そんなコロポックル伝説をモチーフにした木彫り玩具は、今も数多く伝わっています。