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メンズビューティ三種の神器 Vol.7 編集者/クリエイティブディレクター・川島拓人

センスの良い人は、日々の暮らしのなかでどんなビューティアイテムを使っているのか?〈kontakt〉編集者/クリエイティブディレクターの川島拓人さんに、ボディ、フェイス、ヘアの3つをテーマに、私物を紹介してもらいました。

edit: Sara Hosokawa

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ボディ:〈ヴェレダ〉のボディバター

〈ヴェレダ〉のスキンフード

〈ヴェレダ〉スキンフード ボディバター

撮影で訪れたベルリン。こうした数日間に及ぶ撮影は大概ストレスを抱え、その反動がフィジカルに(分かりやすく)現れる。指先の荒れや唇の乾燥、さらには身体が甘味を欲するなど……。ベルリンのホテルに宿泊中、とにかく身体全体の乾燥が気になって購入したのがこのボディクリームだった。確か薬局の店員さんに「とりあえず即効性のあるいいものを……」とすがるように尋ねておすすめされたものだったと思う。リップクリームやハンドクリームの代わりになるだけでなく、“スキンフード”とはよく言ったもので、靴擦れまでも驚くスピードで元のヘルシーな皮膚の状態に戻してくれるので、絆創膏代わりとしても使っている。

フェイス:〈バウム〉の乳液

〈バウム〉オイルコントロールエマルジョン

〈BAUM〉オイルコントロール エマルジョン

メンズスキンケアの基本は、“顔の情報量を少なくする”ものと先輩から教わった。つまり、モアよりもレスの考え方。混合肌で、梅雨や夏はテカりがちな自分の顔をつぶさに観察してみてみると、メガネをかけているうえに、肌がテカっている。それではさすがに“情報量が多い”。会社の同僚のおすすめで最近使い始めた〈BAUM〉のオイルコントロール エマルジョンという乳液は、保湿しながらも、肌表面はサラサラ。つまりマットな印象にする不思議なプロダクト。テカりというムダな情報量をなくしてくれる救世主だ。端材を使ったエシカルなパッケージデザインも◎。

ヘア:〈レオノール グレユ〉のヘアオイル

〈レオノール・グレイユ〉のヘアオイル

〈レオノール グレユ〉ユイル レオノール グレユ

精魂尽き果て帰宅後、パジャマに着替えてベッドにダイブする日も多々ある。そんなライフスタイルと性格もあって、ワックスやジェルなどを使う必要がないベリーショート(aka坊主)にしていたこともあったが、最近はずっとやや長めの髪型をキープ。この長さになるとプロダクトをつけないわけにもいかないため、ヘアスタイリストのTAKUさんに相談。勧めてもらったのがこのヘアオイルだった。化学物質を使用せず、ハイクオリティな有効成分だけを使用しているオイルだから、最悪ベッドダイビングもOKだと……。また自分は香水をつけないのですが、このヘアオイルから漂うナチュラルな香りは心地良いと思いました。パッケージデザインもいい。

美容に興味を持ったきっかけ

大学では生化学部を専攻しながら、最新テクノロジーと夢を同時に扱える化粧品の開発に携わりたいとずっと思っていた。実際、某外資系化粧品会社に研究者としてインターンするも、なぜか編集者の道に。今は編集者としてビューティの仕事に携わると、フラッシュバックのように大学で勉強したことやインターン先のラボの記憶が蘇ってくる感覚が嬉しかったり……。プライベートでというと、美しくなることへの興味はないが、ケアするのは気持ちのいいことだと思ってやっている。

最近気になっていること

肌に塗布する以前にできるケア方法について。例えば自分は料理が好きなので口にするものすべてが大切だし、運動とかもやっぱり大事なケアの一つなのかと思います。年齢を重ねるとともに、身体のすべてはつながっていると意識するようになったので、顔周辺だけに偏ることなく、外からも内からも満遍なくほどほどにケアしていきたいとは思っています。まずは運動ですかね……。

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