棚は、生きざま

ブルータス967号「棚は、生きざま」表紙
ブルータス967号「棚は、生きざま」表紙

My Shelves,My Life

No.967 2022年8月1日 840円

無駄を省き、部屋を整えるのは生活の基本。でも単に、ものを減らしていくだけでは得られない、心の豊かさもあります。時に過剰だったり、遊びや余白、不要と思える要素もあってこそ、家は、本当の自分らしい居住空間になるのかもしれません。今回は、好きなものと暮らす素敵な「棚」の実例を見せてもらいましょう。

「棚は、生きざま」
仕事であれ私生活であれ、棚はその人の記憶や人生を象徴する場所。自分の大切なものを自分なりのアイデアで好きなように、飾る、収める。「棚」は最も創造的で、自由な場所なのかもしれません。

「棚は、生きざま」
仕事であれ私生活であれ、棚はその人の記憶や人生を象徴する場所。自分の大切なものを自分なりのアイデアで好きなように、飾る、収める。「棚」は最も創造的で、自由な場所なのかもしれません。

「谷川俊太郎さんの棚」
両親が暮らしていた家を、当時のまま住み継ぐ。飾られた両親の写真の前には、父が大切にしていた古い人形など。

「谷川俊太郎さんの棚」
両親が暮らしていた家を、当時のまま住み継ぐ。飾られた両親の写真の前には、父が大切にしていた古い人形など。

「キュレーションの棚」
日用品からアート作品まで、ある視点でものを蒐集、選別、陳列。デザイナー・アートディレクター、熊谷彰博さんの棚。

「キュレーションの棚」
日用品からアート作品まで、ある視点でものを蒐集、選別、陳列。デザイナー・アートディレクター、熊谷彰博さんの棚。

「感性の食器棚」
ガラス扉の収納と、引き出しがあるのが基本。年代も造形も千差万別な器が並ぶ、料理人・野村友里さんの食器棚。

「感性の食器棚」
ガラス扉の収納と、引き出しがあるのが基本。年代も造形も千差万別な器が並ぶ、料理人・野村友里さんの食器棚。

「鬼才トム・サックスの頭を覗く、スタジオの棚」
壁も柱も、独自の収納法で棚となり、膨大なものを収める。作品同様、突き抜けた発想で作られるNYのスタジオ。

「鬼才トム・サックスの頭を覗く、スタジオの棚」
壁も柱も、独自の収納法で棚となり、膨大なものを収める。作品同様、突き抜けた発想で作られるNYのスタジオ。

Next Issue No. 968 2022年8月16日 発売
いつからだろう、夜が窮屈になったのは。夜だから生まれるクリエイティブ、夜にしかない居場所のことを、今こそ覚えておきたい。次号は「夜の過ごしかた」。酒場、DJバー、ナイトクラブ......東京の夜で再発見された場所、新たに生まれた場所へ。 スポーツ、エンタメ、ワークショップなども含めたブルータスのナイトタイムエコノミー考。Book in Bookは一人の夜を楽しむ「本当は教えたくない、あの人のナイトタイムアドレス」。