居住空間学2024

居住空間学2024
居住空間学2024

自分に似合う部屋。

No.1007 2024年5月1日 880円

日本と海外の住まい手による、自由でわがままで魅力的な暮らしを紹介する特集「居住空間学」。2024年は「自分に似合う部屋」というテーマのもと、愛情たっぷりに手が加えられた空間の数々をご紹介します。古い民家を改修し続けるガラス作家の家、都市部マンションの快適なリノベーション、名作集合住宅内のお引っ越しなど……暮らしのカタチはさまざまなれど、今年も情熱を注がれた居住空間がたくさん集まりました。海外編は「建築家に託した夢の家」。アメリカ在住の現代美術家・蔡國強の自邸も訪ねます。居住空間はますます自由です!

特集「居住空間学2024」
「自分に似合う部屋」をテーマに、今年も魅力的な暮らしの数々が集まりました。まずは、日本の住まい手によるストーリーから。

特集「居住空間学2024」
「自分に似合う部屋」をテーマに、今年も魅力的な暮らしの数々が集まりました。まずは、日本の住まい手によるストーリーから。

自分好みを抽出して組み合わせた、サンプリングハウス。
〈PADDLERS COFFEE〉の松島大介さんの住まいは、好きなもの、やってみたかったことを詰め込んでつくりあげた、簡単にはカテゴライズできない、ウッディでチャーミングな部屋だ。

自分好みを抽出して組み合わせた、サンプリングハウス。
〈PADDLERS COFFEE〉の松島大介さんの住まいは、好きなもの、やってみたかったことを詰め込んでつくりあげた、簡単にはカテゴライズできない、ウッディでチャーミングな部屋だ。

それでも住んでみたいと思わせる、機能に勝る意匠がある。
デザイナーの鈴木恵太さん、北畑裕未さん夫婦が刺激的な出会いだったと話すのは、建築家・室伏次郎が設計したコンクリート打ち放しの名建築。ぶっきらぼうだけど居心地がいいこの家は、住み始めてから今日まで、「ずっと面白い」。

それでも住んでみたいと思わせる、機能に勝る意匠がある。
デザイナーの鈴木恵太さん、北畑裕未さん夫婦が刺激的な出会いだったと話すのは、建築家・室伏次郎が設計したコンクリート打ち放しの名建築。ぶっきらぼうだけど居心地がいいこの家は、住み始めてから今日まで、「ずっと面白い」。

長く使い続けた北欧家具をまっさらな空間で。
好きなものや美しいと感じるものを正直に反映させたい。〈調理室池田〉の池田講平さん、宏実さんの暮らしから学ぶのは、愛着のある家具や器を気持ちよく生かせる、風通しのいい部屋づくり。

長く使い続けた北欧家具をまっさらな空間で。
好きなものや美しいと感じるものを正直に反映させたい。〈調理室池田〉の池田講平さん、宏実さんの暮らしから学ぶのは、愛着のある家具や器を気持ちよく生かせる、風通しのいい部屋づくり。

C・ペリアンの英知が詰め込まれた山の家。
「建築家に託した夢の家」と題した海外編では、フランスやデンマークの住まい、蔡國強の自邸も訪ねます。過去と現代の建築家たちと「住み手」が思い描いたそれぞれの理想とは。

C・ペリアンの英知が詰め込まれた山の家。
「建築家に託した夢の家」と題した海外編では、フランスやデンマークの住まい、蔡國強の自邸も訪ねます。過去と現代の建築家たちと「住み手」が思い描いたそれぞれの理想とは。

今号のスペシャルムービーでは、川崎市中央卸売市場北部市場にあるカフェ・ギャラリーの〈調理室池田〉を営む池田講平さん、宏実さんの住まいでの一日を映像に収めました。リノベーションにより扉や壁をなくした空間には境界線がなく、家族との関わりや、時間の流れがゆるやかに繋がります。愛着のある家具や器を気持ちよく生かした、風通しのいい住まい方。
Next Issue No. 1008 2024年5月15日 発売
人を傷つける言葉ばかりが目につく時代、私たちに必要なのは、たった一行でも希望に満ちた言葉です。次号特集は「一行だけで」。短歌、詩、俳句、歌詞、名言……。言葉のプロや各界のクリエイター150人が忘れたくない大切な一行の言葉を教えてくれました。言葉が秘める豊かな力を様々な視点から捉え、スヌーピーや『ピーナッツ』の仲間たちの言葉も紹介。どのページを開いても明日を生きる勇気が湧く言葉に出会える一冊です。