仕事道具と遊び道具の両立が、旅を豊かにする。
フォトグラファーとして作品制作にも励む平野太呂さん。彼の趣味がそのままパッキングされたスーツケースは、個性的なアイテムが満載だ。
「僕の場合は、カメラ機材の荷物があるのでミニマムです。カメラ用の機内持ち込みキャリーと、〈リモワ〉のスーツケースが定番で、右側は、現地で購入したものを入れるために空けてあります」。なかでも象徴的なのが、スケートボードと釣り竿。
「ボードは、街の中での移動用です。これで移動していると地理や撮影ポイントなど街の感覚がめるんです。釣り竿は出張先で時間があれば釣りをしたいので持っていきますが、なかなかチャンスがないですね(笑)」
撮影に集中し、自由時間も満喫する。オンとオフの切り替えをうまくするためのアイテム選びが平野さんのパッキング術の一つだ。さらに、仕分けした衣類の袋も特徴的。