パッキングは、いつものライフスタイルをそのまま収納。
自身のブランドのほかに、海外ブランドとのコラボも手がける相澤陽介さん。最近はイタリアの〈ラルディーニ〉との仕事のため出張の機会が増加。昨年の海外出張は、自己最多の25回を数えた。
彼のスーツケースは、ツアコンをしていた友人の父から譲り受けた超年代物の〈リモワ〉。
「おそらく30年以上経っていますが、すごく丈夫で、武骨なデザインも好きですね」と話す相澤さんのスーツケースは、片側が靴で埋まる。
「靴は運動用、スラックス用、スニーカー、部屋用の4足。PCとかメインで必要なガジェット類は、リュックに入れて持っていきますが、アイテム別に収納した衣類はスーツケースです。普段の生活と変わらないものがほとんどですね」
毎回新調する下着類やシャツは、個々に収納されコンパクトだ。
「僕の収納パックは、スラックスなら3つ折りとか、シワを最小限に抑えられるサイズです。スーツケースに、パズルのように組み合わせてしまえるのも便利ですね。ちなみに、靴の上に置いたジャケットは、シワが目立たない素材なので、空いたスペースに適当に入れられるんです」
旅慣れた相澤さんのパッキング術は、基本は機内持ち込みのリュックが生命線。PCやガジェット、サニタリーなど、必要最低限の装備をリュックに収納して、衣類などをトランクにが基本。コンパクトな装備が機動力を上げる。