テレビはギャラリーのように楽しむ時代です。
最近よく耳にするようになった「有機ELテレビ」。各メーカーから色々なモデルが出ているが「そもそも液晶テレビと何が違うの?」という人のためにまずは説明したい。液晶テレビはパネルのバックライトが発光することで映像を映し出すが、有機ELテレビは電圧をかけることでパネルそのものが発光する。バックライトを必要としない分、テレビ本体の厚みを抑えられることから、すっきりとしたデザインの薄型モデルを実現、壁掛けという新しい設置方式を浸透させた。
液晶テレビに比べればその軽さ、薄さは雲泥の差。が、いくら壁掛けとはいえ、多少の厚みはあるし、何より壁に引っ掛けるための金具自体に厚みがあって、どうしても壁から数センチは前に出てしまう。それで「その数センチの“出っぱり”が部屋を圧迫しているような気がする!」という人も多いとか。
そんなモヤモヤを解消すべくリリースされたのがLGの有機ELテレビ〈OLED GX シリーズ〉。「ギャラリーデザイン」を掲げるこのモデルはその名の通り、テレビ本体を絵画のように壁にぴったりと密着して設置できる! その秘密は独自開発した壁掛け用の取り付け金具にある。一般的に取り付け金具は壁とテレビ本体の間に挟まなくてはならないが、〈OLED GX シリーズ〉はテレビ本体の中に取り付け金具が収まる構造。これによりテレビ本体はほぼ壁と同化し、あるのは本体の厚みの約2cmだけ。圧迫感とは無縁の、テレビがまるで宙に浮いて壁と一体化したようなフローティングディスプレイを実現したのだ。(ちなみに、ケーブルを壁の中に埋め込む処理をすれば、配線コードが床でばらつかず、掃除も楽に!)
さらにこの「ギャラリーデザイン」、ただスタイリッシュに壁掛けできることから「ギャラリー」を名乗っているわけではない。なんと本体にギャラリーコンテンツが内蔵されており、テレビ番組を視聴していない間はゴッホやモネなどの「世界の名画」や「世界の絶景」などを画面に映し出すことができる。USBスティックにスマホやPCのデータを入れておけば、テレビを介して自分で撮影した写真や動画、音楽を流すことも可能。巨大なデジタルフォトフレームのような使い方もでき、まさに自分だけのギャラリーとしてカスタマイズできるのだ。
リビングが映画館にも、スタジアムにも。
有機ELテレビの映像美の実力を知りたいなら、映画やドラマの「夜のシーン」を観るといい。ひとつひとつの素子が個別に自然発光することで映像を映し出すELテレビは、液晶テレビでは表現しきれなかった「本物の黒」を再現できる。黒が締まる分、色彩のコントラストがくっきりし、全体として精細な色彩表現ができるというわけだ。テレビ本体はNETFLIXやHulu、amazon prime videoなどの各種動画配信サービスに対応しているので、自宅にいながら映画館さながらの迫力ある映像を楽しめる。
また有機ELの自発光パネルは動きの早い映像にも追従でき、残像が残りにくい。サッカーや野球のボールの軌道もしっかりと捉えられるので、スポーツ観戦にはもってこいだ。広視野角でどの角度から見ても画質に変化がないのも嬉しい点。
ゲーム好きに朗報なのが、家庭用テレビとしては唯一G-SYNKに対応している点。画面のカクつきや入力遅延など軽減し、スムーズなプレイをサポート。ハンズフリー音声認識で手を使わずに音量の上げ下げができるのもありがたい。
「居心地のいい部屋」というのは、人の数だけあるし、ライフステージによって刻々と変わっていく。だからこそ暮らしに寄り添うインテリアや家電はその変化にしなやかに対応し、ときどきの楽しみや歓びを与えてくれるものがいい。部屋の空間を邪魔せず、その存在があることでより生活がスタイリッシュに心地よく、ときにはエキサイティングに変わる。〈OLED GX シリーズ〉は、家での時間をこれまでの何倍も快適に変える、人と家をつなぐテレビなのだ。
OLED GXシリーズ(55/65インチ)
専用の壁掛け用取り付け金具(別売り)がテレビ本体の中に収まる構造で、部屋と一体化する「ギャラリーデザイン」を採用した4K対応の有機ELテレビ。65インチの「OLED 65GXPJA」と55インチの「OLED 55GXPJA」の2モデルをラインアップ。どんな映像も4Kレベルに変換するAIプロセッサーを搭載し、今までにない映像美を生み出す。音声操作はもちろん、パソコンのマウスのようにカーソル操作ができるマジックリモコン対応。55インチ350,000円前後、65インチ500,000円前後、壁掛け金具9,900円前後(以上編集部調べ)。
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