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詩人・黒川隆介×詩と酒に酔える夜の朗読会。東京の夜を楽しむナイトアクティビティ

日が落ちると、昼間目にしていた場所が違って見えたり、いっそう快適に楽しめるものがある。スケートにフィッシング、詩や花の鑑賞に至るまで、東京の夜に楽しめるアクティビティを実践する詩人でコピーライターの黒川隆介さんに教えてもらった。

photo: Keisuke Fukamizu / text: Toromatsu

Poetry Reading

詩と酒に酔える夜の朗読会

詩人による詩の朗読会は、各所で開催されているが、黒川隆介さんのそれの面白いところは、夜やること、そして何よりお酒を飲みながらやることにある。ヒッピームーブメントのきっかけにもなった詩人のジャック・ケルアック、アレン・ギンズバーグらが酒をあおって詩を読んだ時代から半世紀以上経った今、「若者が酒を片手に朗読に聴き入る様子はかなり珍しいこと」と黒川さんも言う。客も一体となりビートジェネレーションが再現されているわけだ。

写真の二子新地〈クラフトハウス トーキーズ〉など、朗読会は黒川さんのInstagram(@kurokawaryusuke)で告知。敬愛する詩人・作詞家の覚和歌子さんとの朗読会も都内近郊で不定期開催。

黒川隆介のポエトリーリーディング
詩の説明などを交え、低い声で静かに読む黒川さん。
黒川隆介の読んでいる詩
連載の詩や、詩集から抜粋して読まれる。
詩を読む黒川隆介とそれを聞く人々
酒場の一角で行われる朗読はビート族を現代に見ているよう。