竜洋(りゅうよう)昆虫自然観察公園(磐田/静岡)
昆虫館の異端児、“ゴキブリスト”が仕掛ける、
ユニークな催しが話題に。
竜洋昆虫自然観察公園を一躍全国区にしたのが、力を入れている世界中のゴキブリの展示だ。
「毎年冬に、来場者の投票によるGKB(ゴキブリ)48総選挙を開催しています。多種多様なゴキブリに触れられる“握手会”も人気です」と話す、スタッフの柳澤静磨さんは“ゴキブリスト”の異名を持つ、この催しの仕掛け人。
![マダガスカルゴキブリ、珍しい両方の性別の特徴を持つ雌雄モザイク個体](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/01/assetterEX-111426-1600x1600.jpg)
「ゴキブリのほかにカメムシなど、人から嫌われる昆虫のなかには、知れば面白く、ビジュアルがかっこいい種がたくさんいます。黙っていてはスポットが当たらない昆虫の生態を大人も子供も興味を引く展示に変えるのが私の仕事と捉えています」
![光沢のある模様が特徴のニシキキンカメムシ](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/01/assetterEX-111420-1600x1221.jpg)
若手スタッフの得意分野を生かし、ユニークな新企画を続々と考案中。