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ニッポン昆虫館案内静岡〈竜洋昆虫自然観察公園〉。“ゴキブリスト”が仕掛ける、 ユニークな催しが話題

全国に点在する昆虫館。国内屈指の虫愛好家でもあるスタッフたちが、日々マニアックな目線で展示に工夫を凝らしている。動く昆虫を眺め、標本のコレクションに唸る、至上の虫スポット、昆虫館へ出かけよう。

photo: Kazufumi Shimoyashiki / text: Keiichiro Miyata, Shiho Yoshida

竜洋(りゅうよう)昆虫自然観察公園(磐田/静岡)

昆虫館の異端児、“ゴキブリスト”が仕掛ける、
ユニークな催しが話題に。

竜洋昆虫自然観察公園を一躍全国区にしたのが、力を入れている世界中のゴキブリの展示だ。

「毎年冬に、来場者の投票によるGKB(ゴキブリ)48総選挙を開催しています。多種多様なゴキブリに触れられる“握手会”も人気です」と話す、スタッフの柳澤静磨さんは“ゴキブリスト”の異名を持つ、この催しの仕掛け人。

マダガスカルゴキブリ、珍しい両方の性別の特徴を持つ雌雄モザイク個体
マダガスカルゴキブリ。珍しい両方の性別の特徴を持つ雌雄モザイク個体。

「ゴキブリのほかにカメムシなど、人から嫌われる昆虫のなかには、知れば面白く、ビジュアルがかっこいい種がたくさんいます。黙っていてはスポットが当たらない昆虫の生態を大人も子供も興味を引く展示に変えるのが私の仕事と捉えています」

光沢のある模様が特徴のニシキキンカメムシ
光沢のある模様が特徴のニシキキンカメムシ。子供でも見やすいように、展示台を低く設計。

若手スタッフの得意分野を生かし、ユニークな新企画を続々と考案中。