丸瀬布昆虫生態館(紋別/北海道)
種の面白さだけではなく、
一匹ずつの個性も楽しむ独自の比較展示。
寒い北海道でも、赤道近くの熱帯に生息する昆虫が見られる。それが、丸瀬布昆虫生態館。道外の蝶が舞う温室は、北海道とは思えない熱帯の生態系を再現。主にオセアニアに生息するニジイロクワガタの常設展示にも工夫がある。
「名前の通り、背中が鮮やかな七色に輝くのが特徴です。レッドか、グリーンをメインにした姿が多いのですが、その両方の色を掛け合わせた珍しい種も含めて3匹3色を常に比較して楽しめるように展示しています」(所長の新熊佳代子さん)
ほかにも、カブトムシ界の横綱と称されるアクテオンゾウカブトや、俳優の哀川翔から譲り受けた虫を飼育展示する「アニキの森」など、屈強な甲虫類を見ることができる。