丸の内仲通りにある旗艦店、
〈オリバーピープルズ 東京〉を訪ねて
1987年、カリフォルニア州ウエストハリウッドで誕生した〈オリバーピープルズ〉は、アメリカ製のヴィンテージ・フレームにインスピレーションを得たデザインから西海岸のカルチャーを取り入れたものまで、洗練されたラインアップのアイウェアブランド。〈オリバーピープルズ 東京〉はホリデーシーズンの華やかなイルミネーションでも知られる丸の内仲通りにある旗艦店だ。
プレゼントを選びに訪れたのは、木工家具から化粧品のパッケージ、店舗の空間デザインまでを手掛けるプロダクトデザイナーの熊野亘さん。
「長野県御代田町に自宅と事務所を移して以来、仕事で東京まで運転することも多いのでメガネは必需品です。普段はごくシンプルなものを使っているので、ちょっと気分が変わるようなものが探せたら嬉しいですね」。まずは自らの新しい一本を探すべく捜索開始。
自分へのギフトに選んだのは、
新しい印象を与えるアイウェア
「んー、どれにしようかな。素材もデザインも本当に豊富なので迷いますね」。フレームの素材やフォルム、ブリッジやテンプルのディテールを吟味する様子はプロダクトデザイナーならでは。さっそく気になる3本を試着。
「サングラス(左)はスクエアレンズの程よいサイズ感がいい。カジュアルからスーツまで似合いそうです。べっ甲調のフレーム(中央)は下半分の白い切り替えが肌の色に馴染むので、主張しすぎず個性的に装える気がします。ブリッジとテンプルがメタルの1本(右)はシンプルだけれど華やかな雰囲気。ホリデーシーズンはおしゃれしてディナーに出かけるのもいいですね」
相手の喜ぶ顔を想像して
選ぶのもまた楽しい時間
メガネを贈りたい人として熊野さんがまず思い浮かべたのはフィンランド時代の恩師であるHiroshi Kojima先生。知っている人を思い浮かべながらプレゼントを選ぶのは、それほど難しくなかったという。
「フィンランドに単身留学して心細かったとき、Kojima先生は週末に家に招いてくれたり、とても親切にしてくださって。家具のデザイナーですが、木工の技術で自宅やヨットまで作ってしまう多才な方です。このメガネはミニマルなフォルムとブリッジなどのディテールにこだわりを感じて選びました。メタルで軽いのも年配の方には使いやすいと思います」
もう一人は奥様である上原かなえさん。「クラフト作家として活動しながら、地元では近所のおじさんやおばさんたちと一緒に畑でライ麦を育てて、エコストローを作ったりもしています。ほっこりしたイメージなのですが、たまにはクールなサングラスをかけるのもカッコいいかなと思いまして(笑)。おしゃれして二人で出かけたりしてみたいですね」。
シルバーの球体形ディスプレイが並ぶ店内は、1970年代のレトロフューチャーとカリフォルニアのヴィンテージが共存するギャラリーのような空間。ギャラリーでアートを見るような感覚でアイウェア選びを楽しむことができる。
ウエストハリウッドのスタジオでデザインされるラグジュアリーなアイウェアは、最高品質の素材を使い、職人のハンドメイドで一本ずつ丁寧に作られている。また、レンズには最先端のテクノロジーを取り入れている。アイウェアの他、ギフトに最適なレザーケースやケアキットなどの店舗限定アイテムも要チェック!
「贈り物ってワクワクしますよね。普段も長野で採れる旬のフルーツをお世話になってる方に贈ったりしています。『これ喜んでくれるかな?』と考える時間が一番楽しかったりするんですよね」