自然の中に溶け込める、軽さと丈夫さを兼ね備えた奥深きULの世界
もともと新しモノ好きということもあって、UL（ウルトラライト）という新しいカルチャーが、アメリカから日本に入ってきた時にも割と早めに食いついた方だと思います。最初は軽いってラクだなぁくらいだったんですが、使っていくうちにULギアの奥深さに気づきました。
例えば、静かに燃えるアルコールストーブ、地べたで眠る感覚を味わえるフロアレスシェルター。自然の中により深く溶け込めるギアたちなんです。そして華奢に見えるかもしれませんが、シンプルな機構ゆえに壊れにくく、修繕もしやすい。
ただ、一つ問題があって、新しモノ好きな僕としては、気になるギアに手を出してみたくても、壊れないから買い替える必然性がないこと。アウトドアに特化したフリマイベントを毎年開催しているのも、いろんなギアを試したいから、というのが大きいかもしれません（笑）。
立石悦史の山道具
〈RiverSideRambler〉のアルコールストーブ（左）／〈EVERNEW〉のチタニウムウルトラライトポット600（右） 
〈RSR〉のストーブは市販アルコールストーブでは最高クラスの火力を誇る。組み合わせているクッカーの中に、ストーブ、カトラリー、燃料など食事周りに必要なものがすべて収まる。
