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写真家・飯坂大が愛用する山道具。〈GREGORY〉のバルトロ75

山歩きの楽しみ方が人それぞれなら、当然道具の選び方もそれぞれ。道具選び自体が山歩きの楽しみになっているというギア好きも多いでしょう。そして、選んだ道具からは、その人が山とどう向き合っているかが見えてくるものです。

photo: Dai Iizaka / text: Takashi Sakurai

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1ヵ月以上の山旅を支える、信頼できる相棒

2014年から、ネパールを横断する約1,700kmの「グレート・ヒマラヤ・トレイル」を踏査する「GHT project」で撮影を担当しています。1回のヒマラヤ旅につき、約1ヵ月は山の中で過ごすことになるので、ギアにとってもかなり苛酷な状況だと思います。ですので、僕がギアに求めるのはタフさと信頼度。

GREGORY〉のバルトロは、今のが2代目で、おそらく次もこれを買うと思います。頑丈さや背負い心地のよさはもちろん、ポケットへのアクセスのしやすさなど細かいところも使いやすい。ただ、毎回2割ほどは新しいギアを取り入れて、常により良い装備を模索しています。特に現地でカメラ機材などを充電するためのソーラーパネルは毎年アップデートされるので要注目。

最近、子供が生まれて気づいたんですが、これらのギアは災害時にも使えます。電気も水道もないヒマラヤ旅の中で本当に信頼できるギアを見つけておけば、いざという時の安心感にも繋がります。

飯坂大の山道具

〈GREGORY〉のバルトロ75
〈GREGORY〉のバルトロ75
辺境旅では、移動中のバスなどで放り投げられたりラフに扱われることが多いので、バックパックは頑丈なバルトロ一択。もはや真っ暗闇でもポケットなどから物を取り出せるほど構造を熟知している。

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