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グルマン温故知新:学芸大学〈TUTU〉学大の“顔役”の新店は、楽しい二毛作

テーマごとにレストランを紹介するブルータスの人気連載。今回のテーマは「高架下、昼は単品、夜はツマミ」。昼間は、個性的なフォカッチャをラインナップ。そして夜の帳(とばり)が下りると、膨大なコレクションを誇るイタリアワインが進むつまみで客をもてなす。昼も夜も行きたい新店だ。

photo: Shin-ichi Yokoyama / text: Haruka Koishihara

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TUTU(学芸大学)

学大の“顔役”の新店は、楽しい二毛作

2013年に創業店の〈リ・カーリカ〉を学芸大学にオープンして以来、快進撃を続ける堤亮輔さん。他エリアにも積極的に出店しているが、学芸大学はやはりホームタウンだ。そこで、駅高架下の再開発プロジェクト「GAKUDAI PARK STREET」に名を連ね、24年10月に6店舗目となる〈TUTU〉を開店。

この街に暮らし、行き交う、広い年齢層のお客さんがランチから利用できてテイクアウトも可能なメニューを、と昼の主役はフォカッチャに。「ハムやチーズだけじゃない、レストランならではの手をかけた具材やソースを挟んでいます」

夜はがらっと雰囲気を変え、堤さんが自ら小皿料理とワインをサーブするバールに。日中はナチュラルワインをカジュアルに提供するが、夜は飲み頃を迎えたバックヴィンテージを注ぐ。「仲のいい料理人や生産者とイベントをするなど、自分たちも遊べる場所にしたい」。この街にまた一軒、立ち寄りたい店が。

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