茎を短くしていきながら、動きのある花生けを楽しむ。
年間を通して花屋に並んでいるガーベラ。買ったばかりの茎は太くしっかりしているが、飾るうちに、茎がドロドロと溶けてしまった経験もあるのでは?「ガーベラは茎が腐りやすい花。だから水は少なめに。5㎝ほど浸かっていれば十分です」とフローリストの岡本美穂さん。
初日
![初日 ガーベラ](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2021/09/3887d7b9aad3c37b12a7b9557174918d-1600x1600.jpg)
茎から弱るタイプの花は、水換えのたびに茎の弱った部分を切り、徐々に短くしていく。
「だから、1日目はできるだけ長い茎のまま楽しみましょう。長さを揃えて生けた時の、花が集まったさまもきれいです」。
ちなみに、カラーやラナンキュラスもガーベラと同じように、水が少なくていい花。逆に水をよく吸うタイプの花もあるので、購入時に適した水の量を質問する癖をつけよう。水換えは2〜3日に1度。数日経つと、個々の茎の長さや花の開き具合が変わってくるので、動きのある生け方にチェンジ。
数日後
![数日後 ガーベラ](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2021/09/039401885628a75ea785502278050b37-1600x1600.jpg)
「最後は茎を切り落とし、花だけを水盆に。花びらが水にじかに浸かるとすぐ腐ってしまうので、ラスト2、3日の楽しみ方です」。
この初日から枯れ際までの流れは、キクやヒマワリなど、茎から弱って花が残るタイプにも応用できる。
枯れ際
![枯れ際 ガーベラ](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2021/09/5f0d7ca5bef42bbf9df5353ad9228265-1200x1600.jpg)