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世界観、キャラクター、音楽を重要視!声優、歌手・上坂すみれなりの、ゲームの楽しみかた

プレイスタイルだって、十人十色。ゲームを愛してやまない声優・歌手の上坂すみれが語る、思い入れのある作品への愛と、自分にとって最高の遊びかた。

text: Keika Kishino

世界観、キャラクター、音楽を重要視!キャラに心重ねて、相槌を打ちながら

ストーリーを楽しむことが好きなので、RPGをプレイすることが多いです。子供の頃、エンディングを見られるのは嬉しいけど、終わってしまうのが寂しくて。クリア直前にしばらく寝かせるクセが今でもついています。

自分が重視している要素は、世界観、キャラクター、音楽の3つ。今回挙げた作品は全部超ストライクで、特にキャラクターが好きですね。私は感情移入しやすいタイプなので、「へぇ~!」「可愛い!」とか、よくキャラの発言に相槌を打ちながら一人で遊んでいます(笑)。

ゲームをすると、普段とは違う脳みそが動きだす感じがするんです。やり始めたら止まらなくなるので、ガッツリ時間がある時だけ、起動する許可を自分に与えています。あと自分の好きなレトロゲームをする時は、いつも発売年を調べて、当時の人々に思いを馳せたりしています。最近はNintendo Switchでも気軽に遊べるタイトルが多くて、次はどれにしようか、常に悩ましい気持ちです……。

ゲーム機 メガドライブミニ
2019年発売のメガドライブ ミニ(上坂さん私物)。「見た目が好き。よく『ぷよぷよ』で遊んでます」

繊細な表現に人間味を感じ深まる登場人物への愛

『龍が如く』は“極道の世界”というテーマにまず惹かれて。学生時代に昭和のヤクザ映画にハマり名画座に通っていたんですが、あくまで極道は本や映画の中で想像しながら楽しむものでした。それをゲーム化してしまうなんて、すごいなあと。

サブストーリーは遊び要素が多くて、シリアスとユーモアのバランスが絶妙です!好きなキャラは、ダントツで錦山彰。素直な優しさや向上心ゆえの心の脆さ、それを踏まえてのキザっぽい立ち振る舞いがたまらないです。

念願叶って『龍が如く7 光と闇の行方』ではキャバクラ嬢の紗栄子役を演じたんですが、出演したことで理解が深まり、さらにシリーズを好きになりました。紗栄子は私とは違った性格、境遇のキャラクター。「サッちゃん、いい女!」と思いながらプレイしてます。

『龍が如く8』では、彼女にとって重要なシーンがあるので、また新たな一面が見られて嬉しい。ほかにも春日一番と桐生一馬のダブル主人公やハワイと日本を舞台にした壮大なストーリー。ワクワクする要素が多すぎます!

龍が如く 極(2016)対応機種:PS4/PS3/Xbox/PC
欲望と暴力が渦巻く町・神室町を舞台に、伝説の極道・桐生一馬を描くアクションアドベンチャーシリーズの作品。シナリオが大幅に追加され、遊びやすさもパワーアップした。発売から11年の時を経て、原点である第1作をフルリメイク。©SEGA
声優、歌手・上坂すみれ
キャラやモンスターの元ネタを調べるのも私流の楽しみ方。

上坂すみれがおすすめする3作品

真・女神転生(1992)

対応機種:SFC

ゲーム『真・女神転生』スーパーファミコンパッケージ
ハードな世界観が人気を博した3DダンジョンRPG。「音楽とストーリーが世界一好きなゲーム。今やるとグラフィックと音楽のカッコよさ、無駄のなさを新鮮に感じます。そしてジントニックが飲みたくなります」©ATLUS

ぷよぷよSUN決定盤(1997)

対応機種:PS1

ゲーム『ぷよぷよSUN決定盤』PS1パッケージ
人気の落ちゲーシリーズ第3作。「美少女キャラにハマるきっかけになったゲーム。ドラコケンタウロスに一目惚れして、グラフィックを見るためにプレイしてました。いつか声優として“ぷよぷよで勝負っ!”を言ってみたい!」©SEGA

三國志14(2020)

対応機種:Switch/PS4/PC

ゲーム『三國志14』パッケージ
中国統一を目指す歴史シミュレーション。「いつも新作が楽しみ! 悪く描かれることが多い武将が、ゲームではほのぼの為政者として民に愛されることも。中華統一を目指さなくてもよくて、自由に楽しめるんです」©コーエーテクモゲームス All rights reserved.