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夜までどうする?10分余った時の、福岡での過ごし方

見る、食べる、買う。旅先での過ごし方は千差万別だけれど、せっかくならその土地独自の体験を模索したいもの。ならば福岡で過ごす一日はどうだろう。この街は、コンパクトであるうえに移動手段も豊富。少し足を延ばせば一風変わった水族館や離島にだって行けてしまう。ひるがえって、実は近場に予期せぬ特別な体験を得られる場所がいくつも潜んでいる。ここでは、買い物や食事はそこそこに、所要時間別の明確な実体験テーマをプランした。

初出:BRUTUS No.873『福岡の正解』(2018年7月2日号)

photo&text: Kenichi Seguchi (common), Maiko Shimokawa (common) / edit: Yoshiko Asano (nico edit)

“10分登山”で、アーバンビューを独占する

天神

福岡〈ステップガーデン〉外観

緑がまぶしい天神中央公園に接する〈アクロス福岡〉。
縦横ダイナミックな内装はもとより、階段状の斜面に一分の隙間もないほど生い茂る植栽が建物を覆う台形の外観は、“アクロス山”とも呼ばれている。滝が流れる屋上庭園を目指し、階段を1段ずつ上がっていると、珍しい葉や実をつけた樹木のほか、地上にはない爽やかな空気を感じ取ることができる。展望台から望む150万都市のスケール感は、ちょっとどころか、かなりの興奮を誘う。

水に“浮かぶ”新名所から中洲の写真を撮る

西中洲

福岡〈シップスガーデン〉

帆船のような形をした都心の新たなランドマーク〈シップスガーデン〉。気になるテーマは「世界へ漕ぎ出す、水上の船」。〈水上公園〉のリニューアルとともに、水辺の景色を眺めながら贅沢に食事を楽しめるレストランが入った。さらに、施設の屋上は公園として利用できる開放的な広場となっており、晴天の下で読者やヨガなどを楽しむ人もいる。時間がないというなら、福岡を代表する那珂川沿いの景色(中洲方面)だけでも撮影してみては?

夜までどうする?30分余った時の、福岡での過ごし方

夜までどうする?60分余った時の、福岡での過ごし方:Vol.1