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「A Long Vacation 一世一代のバカンスへ。」編集後記:いまこそ、見たことのない景色を、見に行こう

2023年7月18日発売 No.989「A Long Vacation 一世一代のバカンスへ。」を担当した編集者がしたためる編集後記。

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いまこそ、見たことのない景色を、見に行こう

「いつかあの景色を見に行ってみたい。」それが、ままならない日が来るとは想像もしていませんでした。グランドキャニオンも、ウユニ塩湖もアフリカの動物たちに出会えるサファリも。この目で見たい、行こうと思えばいつでも行けると思っていたのに、突然に国が閉ざされ、移動が制限される日々。短い人生「いつか」と思っていたらダメなんだという教訓になりました。そして遂に、行きたいところにどこでも行ける休みが再びやってきます!数年来の鬱憤を、思い切り晴らすチャンスです。そんな思いで始まった特集。

私は実に3年ぶりの海外への旅。インドネシアに、馬と泳げる楽園のような島があると聞いて、飛行機を乗り継ぎ、バリ島から約1時間のスンバ島へ向かいました。

スンバ島の滞在期間中、日本ではなかなかお目にかかれない風景をたくさん目にしました。広大な棚田の中心に流れる滝と水牛、ホテルからロングドライブを敢行して訪れた島一番の映えスポット「ダンシングツリー」、海岸で砂浴びし、泳ぐ馬たち……。
 
そしてスンバ島で滞在した〈NIHI Sumba〉のホスピタリティにも目を奪われるものがありました。

世界中からセレブが訪れるこのホテル、あれこれアクティビティを用意してくれていますが、スケジュールの変更や多少の無理なお願いには嫌な顔ひとつせずに答えてくれます。そして、最後の夜、部屋に帰った私たちを迎えてくれたのは2匹のうさぎ。

出発前には、部屋担当の方々と”Mr.レジェンド”総出で見送ってくれて。

また絶対に戻ってきたい、そう思わされるデスティネーションでした。

ベットの上にいるタオルでできた2匹のうさぎ。
最後の晩にベッドに設えてくれたのは、タオルでできた2匹のうさぎ。

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