取材先での出会い。バンコクの勢いに、流されたい
『BRUTUS』バンコク特集は2019年以来。コロナ禍を挟んでの6年の歳月を経て、めまぐるしい速さで変化するこの都市の、食・カルチャー・アートなどの“いま”を1冊に閉じ込めるべく街中を走り回ってきました!
大きなショッピングモールが若者で賑わう・サイアムからタクシーで10分ほど、小さな路地の先には“ガリレオアシス”という複合施設が。古い建物をリノベーションし、ホテルやギャラリー、シアターやカフェなどが設けられた、国内外のカルチャー感度の高い人たちに人気のスポットです。
取材で訪れたのは、その中に店を構えるZINE専門店〈SPACE BAR ZINE STORE〉。店主のおふたりのタイのZINEカルチャーへの思いをぜひ誌面から感じていただきたいです!
世界中から集められたZINEや雑貨がひしめきあう素敵な店内をぐるぐる見ていると、一冊のZINEが目に留まりました。アジアのインスタントラーメンのパッケージをイラストで描いている、どこかキッチュな雰囲気の作品。neneさんというタイ在住のイラストレーターさんのものだと聞き!一目惚れで即購入。
興奮冷めやらぬうちに、同じく今回取材した、ソンワットというエリアのページのイラストをneneさんにご依頼、担当いただきました。
ソンワットは、昔ながらの倉庫街を若い世代がリノベーションし、新しいお店がどんどんオープンしている話題の場所。
誌面では、どこかレトロな通りの雰囲気と、面白いことをやりたい!という活気に満ちた世代のクリエイティブの融合をneneさんがイラストで表現してくださっています。
取材先での出会いが、誌面で新しいかたちとなる。そういうのも、バンコクの今っぽさを体現することになるのかなと感じながら記事を作っていきました。
ぜひみなさんも「いま、バンコクに行きたい理由」を探しに、ページをめくってみてください!
