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「睡眠空間学」編集後記:夜型快眠ライフ

2024年2月1日発売 No.1001「睡眠空間学」を担当した編集者がしたためる編集後記。

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夜型快眠ライフ

学生時代から生粋の夜型。眠りの正解がわからなくなっていた自分にとって、この特集は嬉しくもあり挑戦でもありました。

果たして校了までに睡眠を攻略し、憧れの朝型ライフに転身できるのだろうか。専門家の方々に話を聞いたり、教わったことを試したり、起きている時は眠ることについて考え続けた2か月間。そうしてわかったのは、“いい睡眠”にはいろんな形がある、ということでした。

専門家の先生曰く、良質な睡眠を得るための時間や睡眠方法、クロノタイプ(時間帯特性)に絶対的なベストは存在しない。だからこそ自分の特性や働き方を見極め、無理なく続けられる睡眠習慣を体得することが大切だと。文字にするとシンプルで当たり前に思えますが、これがなかなか奥深い。真の意味で“いい睡眠”にたどり着くには、まずは自分の性質やコンディションを知ることが重要なんですね。

ちなみに、クロノタイプ診断で「強い夜型」と判定された自分が試してよかった睡眠ティップスは以下です。

・本格的に寝る2時間前から照明を暗めに。BGMとして自分で決めた“寝る時のテーマ”(固定)を流す。
・ベッドに入る時は部屋を真っ暗に。目が冴えてしまったら“寝る時のテーマ”を小さい音でかけておく。
・それでも眠れない時は一旦起床。ノートに日記を書くor感動系の映像を観る(感情の高ぶりでセロトニン分泌)。
・特に疲れた日は帰宅後すぐに90分仮眠。夜中に起きて朝の準備をして再び眠る(分割睡眠)。

あくまで個人の感覚ですが、夜型の自分には分割睡眠が合っている気がします。おかげで午前中の眠気も軽減されたし身長も少し伸びました。夜型なりの快眠生活、今後も心がけて参ります。

〈Kankyō Records〉で見つけたカセット
最近の“寝る時のテーマ”は植物系アンビエント(写真はGreen-Houseのデビュー作)。プツプツとした音を浴びると今から眠るぞーというモードに入れます。特集に登場する、H.Takahashiさん作・睡眠をテーマにしたアンビエントプレイリストでもお聴きいただけます。

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