『モテ期』
文・梶 雄太
〈LE LABO〉から、京都でしか手に入らない待望の香りが誕生
2010年にアルゼンチンのブエノスアイレスで生まれた〈フエギア 1833〉。厳選した天然原料の採取から生産や販売に至るまで、すべてを自社で管理。作られた香水は時期によって香りに差が出るということで、ボトルにはシリアルナンバーが振られる徹底ぶりで、クラフツマンシップとイノベーションとサステイナビリティが凝縮されている。このブランドの面白いのはそれだけではない。創業者のジュリアン・べデルはエキゾティズムを重んじるため、商品の一つずつに奥深いストーリーがあるのだ。ギャラリー(店舗をこのように呼ぶ)を訪れたら、スタッフがお客さんに応じてびったりな香りを見つけだしてくれる。
〈FUEGUIA 1833〉Jacarandá
ストーリーはこんな一節から始まる。「ハカランダの花が霧のかかった窓の向こうに咲き、19世紀のギターの音が静寂を破る」。ハカランダは、ギターなどの材料としても知られる、ローズウッドの一種。ボトルは印象的な真っ赤な液体で満たされている。温かみのあるウッドノートの協奏曲に、レザーの重厚さがレイヤーされた不思議な香りだ。
【トニックノート】ローズウッド(つけた瞬間)
【ドミナントノート】マホガニー(長く余韻を残す)
【サブドミナントノート】スプルース(個性)
原産国:ウルグアイ(生産国はイタリア)
内容量:100ml
*ボトルにシリアルナンバー入り46,200円(税込)
FUEGUIA 1833 Roppongi (フエギア イチハチサンサン ロッポンギ)
TEL:03-3402-1833
公式ホームページ:https://fueguia.jp/products/jacaranda