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8人のフローリストが愛用している花鋏

花の手入れに欠かせないのが切れ味の良い花鋏。数あるメーカーから何を選ぶといいか。長く愛用できるもの、手の形に合ったもの、理由は人それぞれ。フローリストに愛用品を聞いた。

Photo: Koichi Tanoue(1, 3, 4, 7), Miyu Yasuda(2, 6), Yuya Wada(5), Kunihiro Fukumori(8) / Text: Yuka Uchida, Chisa Nishinoiri, Mako Yamato, Emi Fukushima

〈國重刃物店〉の花鋏

bois de gui〉堀端泉さん愛用

大阪の天神橋筋商店街で240年続く刃物専門店〈國重刃物店〉の花鋏。「持ち手の先に装飾がないので、枝ものなどを切るときも、ぎゅっと力を入れて握りやすいです。柄がぶつかるときのカチカチという音も気持ちがいい。丸の内店では販売もしています」。

〈國重刃物店〉の花鋏

〈HOSHINO〉のフローリスト シザー

L’eau et le Soleil〉山田愛さん愛用

山田愛さんが、お店の開店に際して今年新調したのは〈HOSHINO〉のフローリスト シザー《ブラック×ブラック》。「桜などの太い枝もスパッと切れて、刃こぼれもしづらい。コンパクトながら余計な力をかけずに使えるので長く愛用できそう」。

〈HOSHINO〉のフローリスト シザー

〈有次〉の花鋏

ふたつの月〉平松朋子さん愛用

京都の老舗〈有次〉の花鋏。「独立時に、憧れていた〈有次〉で花鋏を買いました。程よい重さと、手に収まるサイズ感が使いやすく、10年近く愛用しています。研ぐときは留め具を外す必要があるので、年に1度、研ぎ師に預けてメンテナンスしています」

〈有次〉の花鋏

〈坂源〉のハンドクリエーションF170

LAND〉川村あこさん愛用

生花や盆栽用の鋏メーカーとしてフローリストにお馴染みの〈坂源〉の鋏。「握りやすくて安全なので、ワークショップの生徒用にも《ハンドクリエーションF170》を使っています。フッ素樹脂加工で錆びづらく、価格も手頃。色も豊富に揃っています」

〈坂源〉のハンドクリエーションF170

〈SYU〉の花鋏

草原舎〉堀園敦さん愛用

「柄に革があしらわれたデザインにグッときた」という堀園敦さんは金物の町・新潟県三条市の老舗・外山刃物のブランド〈SYU〉の鋏を1年ほど前から愛用。「使い込むと味が出るのもいいですね。もちろん切れ味も素晴らしく、長く使い続けたい道具です」

〈SYU〉の花鋏

〈笹岡鋏製鉄所〉の生花鋏 黒打

waragai〉藁谷航さん愛用

藁谷航さんが愛用の花鋏は、多くの華道家からの信頼も厚い〈笹岡鋏製鉄所〉の一挺。「これまではもう少し柄の部分が長い鋏を使っていたのですが、これは少し柄が短め。使ってみると、結構手にフィットするサイズ感で、すごく調子がいいです」

〈笹岡鋏製鉄所〉の生花鋏 黒打

〈チカマサ〉のフローリスト アレンジはさみ

fiore soffitta〉三嶋春菜さん愛用

明治時代から続く園芸鋏メーカー〈チカマサ〉の花鋏。「軽くてコンパクト。気軽に使えるので愛用しています。刃の根元がギザギザになっていて、その部分でワイヤーも切れるので便利です。細めのグリップは女性でも握りやすくておすすめです」

〈チカマサ〉のフローリスト アレンジはさみ

〈金髙刃物老舗〉の別注・花鋏

Maestro〉綛谷武史さん愛用

江戸初期に鍛冶屋として創業した老舗。存在感のある花鋏は綛谷武史さんの〈金髙刃物老舗〉別注品。「切れ味は間違いありません。日々使うものだから、重くすれば筋トレになるかなと1本約1㎏に(笑)。落としたときに危険がないよう、先は丸く仕上げてもらいます」

〈金髙刃物老舗〉の別注・花鋏