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Tシャツには人が出る。〈魚竹〉店主、早川一男・早川清忠

たかがTシャツ、されどTシャツ。Tシャツは、一枚一枚が持ち主の人生を雄弁に物語るものだ。築地の名店〈魚竹〉店主、早川一男さんと早川清忠さんにお気に入りのTシャツを教えてもらいました。


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photo: Hiroki Oe / text & edit: Tamio Ogasawara

兄は派手な柄物好きで、弟は無地が好み。生地感はもう年なのでやや軽です

Tシャツはだいたい娘が選んで買ってきてくれるんです。派手なのが好きだってわかっているし、言われるがままに着ています。仕事中は白いダボシャツを着るのですが、Tシャツもダボシャツも綿100%じゃないと肌にしっくりこないし、襟もボタンも好きじゃないから、店以外では年中Tシャツを着ていますね。もう腰が曲がっちゃって、柄も見えづらくてすみません。(一男さん・写真左)

僕はシンプル・イズ・ベストで、色は黒かグレーか白で無地のものをよく着ています。ダボシャツは麻がベスト。僕もTシャツは娘が買ってきてくれるのですが、この〈ヘリーハンセン〉は妻のおすすめです。丈が短めだから合わせやすいのもあるのですが、もう年なので、軽くて着やすいのがいいんです。ほぼ毎日兄と一緒に働いていますが、Tシャツもダボシャツも好みは結構違うんです。(清忠さん・写真右)

〈魚竹〉店主、早川一男・早川清忠
先代は魚屋で、兄が継ぎ小料理店となり弟が合流。銀鮭照焼となかおちのセットがスタンダードで、ご飯のサイズは大盛り、やや重、普通、やや軽などから選べる申告制。
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