フォトグラファー、ペインター・E-WAXの必需品。わざとエイジングしたアディダス

photo: Shinsaku Yasujima / text & edit: Keiichiro Miyata

目まぐるしく変わる時代の中で、素敵な大人たちがブレずに大切にしているものは何か。 スタイルやクリエイション、さらに生き方にも大きな影響を与える必需品をフォトグラファー、ペインターのE-WAXさんが語る。

Share

自己表現が目的だった服が、今では暮らしのギアに

日常にありふれた街の風景を切り取ってきたE−WAXさん。街に溶け込む撮影スタイルが服選びにも大きく影響してきたそう。

「昔は革ジャンの日もありましたが、今は街にどれだけ溶け込めるかが大事。アクティビティとファッションが混ざり合った服装が都会にいちばん馴染む」と考え、サッカー少年だった幼少期から愛着のある〈アディダス〉の服がワードローブの主軸に。それも着るものは、古着か、自らエイジングしたものだけ。

「靴はわざと爪先を立てて履いて馴染ませ、服は何度も洗濯して褪色させてから着ています。仕事と生活の必需品以外は断捨離して、生き方までとてもシンプルになりました」

(1)ボロボロの袖と、ペンキが飛んだ使用感が気に入り購入。価格は、3,000円。
(2)〈ノア〉とのコラボニットはとても上品。機能性は申し分ない。
(3)作業でシルクスクリーンする時はハーフジップパーカがユニフォーム。
(4)自身がディレクションし昨年末に発売された、〈アディダス オリジナルス〉と〈シュウキュウ〉とのコラボモデル。
(5)トレフォイルロゴが大胆にプリントされたTシャツは、裏返して着用。
(6)ユナイテッドアローズ別注の《マラソン》。靴紐は、伸縮する丸紐に変更。
(7)こちらもジェレミー・スコット作。
(8)ゲイリー・アスプデンが手がけるライン〈アディダス スペツィアル〉のスニーカー。
(9)ジェレミー・スコットが手がける奇抜なコレクションは、主にパンツを愛用。
(10)こちらも〈アディダス スペツィアル〉。何度も水洗いし、自らエイジング。