16世紀に教養ある若者たちが、ヨーロッパを駆け回り、さまざまな文化を体験する旅に出た。すなわち、その旅がグランドツアー、フランス語で「ル・グラン・トゥール」という。
この名前を配された〈ディプティック〉の限定コレクションでは、現実の旅や想像上の旅への嗜好のほか、メゾンを特徴づけている未知の物の体験に対する関心を表現。3人の創業者の思い出深い5つの場所であるパリ、ヴェネチア、ミリエス、京都、ビブロスを、フレグランスやオブジェとして再現している。
「ル・グラン・トゥール」の最初の目的地であるパリは、〈ディプティック〉の本店がある場所。ワックスで磨き上げた木や、古書、パリの石畳のミネラルなノートの香りが表現され、まるでアンティークショップや本屋が立ち並ぶセーヌ川のほとりを歩いているような感覚にしてくれる。 キャンドル&リッド コフレ パリ 190g 限定版 ¥13,530 
第2の目的地はヴェネチア。菜園の島をイメージした香りは、フレッシュバジルと青パプリカのフレッシュさと、マンダリンオレンジのはつらつとしたアクセントとベチバーが調和している。3つのトラベルサイズボトルのセットオードトワレには、コットンポーチは創業者の一人デスモンド・ノックス - リートがデザイン。オードトワレヴェネチア 7.5 ml (3本入り)限定版￥11,880 
ペリオン山への旅路は海から出発して、その途中に第3の目的地はミリエスがある。道中に広がるイチジクの畑、畑に沿って続くイトスギの木々とともに、爽快な地中海の風を感じる香りに。オーバルには、創業者の一人クリスチャンヌ・ゴトロのネックレスから着想を得たマーブルビーズの装飾がほどこされている。 香りのオーバル ミリエス 限定版 ¥9,900 
日本は、創業者の憧れの地でもあるという。京都発祥の生け花で大切とされる「天、地、人」を連想させるよう、空はお香、大地はベチバー、人はバラに置き換えて3つの香りを合わせた。フレグランスボトルは、創業者たちがデザインした「サライ」モチーフのファブリックがふろしきのように使われている。 オードトワレ キョウト 100ml 限定版 ¥24,970 
最終地点は、世界最古の港、ビブロス。小さなカフェが軒を連ねる市場の近くでは、スパイスや貴重な木々の積み荷が降ろしが行われている。焙煎されたコーヒーと、シダーノート、カルダモンの香りが、町のムードを物語る。コーヒーから立ち上る湯気をモチーフにしたマーブル模様をまとった陶器も素敵。フレグランスキャンドル ビブロス 300g 限定版 ¥21,120
世界観をポップアップストアで体験。
表参道GYREでは2021年10月10日(日)までポップアップストアが開催され世界観を世界観を存分に体感できる。
会場では、ル・グラン・トゥールの5つの寄港地からインスピレーションを得た限定コレクションや、職人技が光るマースターピースコレクションを展開。視覚からも嗅覚からも楽しめる空間になっている。
部屋の中央に大きなバルーンは、旅の出発のワクワクした気持ちを思い出させてくれる。その下には、パリをイメージしたキャンドル。 
水の都であるヴェネチアは、フレッシュな緑をイメージしたオブジェ。バジルが香るオードトワレにもぴったり。 
創業者たちが好み4年に渡り通ったというギリシャの街の印象がそのまま投影されている。 
迫力のある花々に圧巻。期間中は、生け花のライブパフォーマンスの実演も行われるそう。 
セラミックの器と、コーヒー豆が鎮座。香りとともに市場の様子を思い描ける。 
初のホームデコレーション コレクションからも、ル・グラン・トゥール限定製品が登場。テーブルウェアや花器が並ぶ。
さらに、香りとアートがコラボレーションした、アーティスト・エディションの展示販売も行われている。ジョエル・アンドリアノメアリソア、ヨハン・クレテン、ゾエ・ポール、柑橘山×杉本博司、ラビ・カイルー等が製作し、それぞれのアプローチで形成したものは、とってもユニークで想像力を掻き立ててくれるものばかりだ。
創業者の香りの記憶をお裾分けしてもらえるかのような店内で、ちょっとしたトリップ体験をしてみては？
