〈Cappellini〉Homage to Mondrian
倉俣史朗がモンドリアンに捧げた、
絵画のような棚。
![〈Cappellini〉Homage to Mondrian](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/07/9f36511962bb2fdd67935c491a97db98.jpg)
1960年代半ばから90年代に至るまで、アクリルやスチールメッシュなどを使った革新的な家具やプロダクトを発表し続けた倉俣史朗。そんな世界的デザイナーが75年、抽象表現主義の先駆者であるピエト・モンドリアンへの敬意を家具に表した。
「大切な絵を一枚飾るつもりで部屋に置きたい。時間が経っても色褪せない、デザインの底力を感じます」。
MDF製。
〈the Frozen Fountain〉GRID 2018, Red Cabinet
ブレイク必至のデザイナー、
ヴィレム・ヴァン・フーフの大作。
![〈the Frozen Fountain〉GRID 2018, Red Cabinet](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/07/480794f4ff02bfa58a1927b573ed9b0a.jpg)
ヴィレム・ヴァン・フーフはオランダの新進デザイナー。ピート・ヘイン・イークなど世界的な人気デザイナーの家具を手がけ、新人の発掘にも定評のあるアムステルダムのギャラリー〈the Frozen Fountain〉が、いま最も注目している逸材だ。
「壁や床に映る影までアートのよう。間接照明と組み合わせて楽しみたいですね」。
メッシュ部分はスチール製。
〈DIESEL LIVING〉Total Flightcase180
ミュージシャンのハードケースを
モチーフにしたキャビネット。
![〈DIESEL LIVING〉Total Flightcase180](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/07/e789616aaba77637521783b40c826fe7.jpg)
〈ディーゼル〉が手がけるホームコレクションラインより。
「ミュージシャンがツアーに出る時に使う音響機材用のケースがモチーフ。ファッションブランドらしい発想に乗っかって、レコードプレーヤーやアンプを収納したり、テレビ台に使ったりしたら楽しいと思います」。
前面の扉は180度開く。本体はプライウッドで脚はアルミ。クロームハンドル付き。
〈MEMPHIS MILANO〉Atlantic
建築家ミケーレ・デ・ルッキによる、
80年代ポストモダンの代表作。
![〈MEMPHIS MILANO〉Atlantic](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/07/9e39aaaa9fc40d5cc8e4d6a693bcc4f2.jpg)
「いま見ても本当に斬新なデザイン。今年のミラノサローネでも、当時を知らない若手作家が1980年代を彷彿させる表現をしていました。ポストモダンが改めて注目されているのかもしれませんね」。
イタリアデザイン界を代表する建築家ミケーレ・デ・ルッキ。いまも活躍する巨匠が、81年にエットレ・ソットサスらと結成したデザイナー集団〈メンフィス ミラノ〉から82年に発表。